星をつかむ料理人

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104437016
  • NDC分類 596.23
  • Cコード C0095

内容説明

レストラン激戦区、パリ。日本人オーナー・シェフとして、初めて「ミシュラン」の星を狙う男。パリで絶賛される日本人シェフの料理はいかに生まれたのか。豊かな自然の中で過ごした少年時代、東京で出会ったフランス料理への憧れ、人生を変えた巨匠の一皿、失意のシェフを支えたマダム、レストランを一流店に育てる難しさ―「ミシュラン」の星を狙う注目の料理人が波瀾万丈の半生を語り尽くす一冊。

目次

第1の皿 子豚のロースト南の島風―島からの脱出
第2の皿 トロカデーロのオニオングラタンスープ―放浪の始まり
第3の皿 クルスタード“ル・ランデーズ”風―フランスのおふくろ
第4の皿 リエーブル・ア・ラ・ロワイヤル―フレンチ開眼
第5の皿 ラビオリ・ド・ラングスティーヌ―人生を変えた「巨人」との出会い
第6の皿 トリュフのスフレ―スター街道
第7の皿 刺身のプティ・デコラ甲殻類の冷製コンソメ―理想のレストラン
第8の皿 手打ち蕎麦のキャビア、ミント、トマト和え―迷宮への誘い
第9の皿 栗とキジのスープ―誓いのスープ
第10の皿 イノシシのほほ肉のテリーヌ―大地の料理
第11の皿 テット・ド・ボー海ガメ風―反撃の烽火
第12の皿 トゥルト・ド・ラパン―「星」の先にあるもの

著者等紹介

吉野建[ヨシノタテル]
1952年鹿児島県生まれ。パリのレストラン『ステラ・マリス』オーナー・シェフ。『レ・ジャンス』などで働いた後、フランス料理に憧れて、’79年に渡仏。『アルケストラート』『トロアグロ』『ジャマン』といった名だたるレストランで修行し、’84年に帰国。『光亭』『ロアラブッシュ』のシェフを経て、’89年に『ステラ・マリス』(小田原)を開店。同店は非常に評価が高かったが、フランス料理への情熱から再渡仏。’97年4月、パリ8区に念願の『ステラ・マリス』を開店。著書に『肉料理の原点・ジビエの料理 野生の恵み』(中央公論社)などがある

源孝志[ミナモトタカシ]
1961年岡山県生まれ。テレビ・プロデューサー、ディレクター。’84年立命館大学卒業後、ホリプロに入社。ドラマの脚本、演出の他、海外ドキュメントを数多く手がける。近年の代表作として、ドラマは「同窓会へようこそ」「17年目のパパへ」(ともにTBS)、「スゥィート・ルームス」(NTV)、ドキュメンタリーは「世紀を刻んだ歌―ヘイ・ジュード」「日英合作リア王 苦悩と栄光の軌跡」「宮沢賢治・サウイフモノに関する調査」(すべてNHK)などがある
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しおり

20
吉野建さんという仏料理人の半生。運が見方したり逆に見放されたりの波乱万丈で、読んでいて生きた心地がしないけれど、一流を追う人生とはそう言うものなんでしょう。そして越えられた人が認められる。どの世界も通じてるなと思います。この本の出版後の2006年にはミシュランの星を獲得したとのこと、認められた嬉しさはいかばかりだったでしょう!2023/05/15

ringoringo

2
吉野シェフの料理に対する情熱が伝わってきた。文章だけでも、涎がでるほど美味しそう!!実際に口にしたら、ひと口でノックアウトされそうです。この本では、まだミシュランの星は獲得していませんでしたが、その後の活躍ぶりも読んでみたいです。2013/07/11

1
日本人シェフが本場パリでミシュランの星を目指す壮絶な物語。料理の世界は熱い戦場だ。2012/09/05

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