魚はゆらゆらと空を見る―釣りバカ放浪記

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104321025
  • NDC分類 787.1
  • Cコード C0095

内容説明

幼き日に甲州の川で出逢った井伏鱒二の“宿題”、生きる道を示唆してくれた太宰治のつぶやき、癇癪もちの黒沢明が目を細めたこと、やらせなしのTV番組「ビッグフィッシング」の苦心惨憺…。そこに魚がいる限り、どこでも行った。海でも川でも、日本の秘境から北米、南半球の孤島まで。釣り人も、釣り人でない人もたっぷり愉しめるエッセイ集。

目次

井伏のおじさんの宿題(如何にして釣りバカとなりし乎;名人と天狗と釣りバカ ほか)
笛吹川を遡る(大蛇がくれた釣り竿;大蛇は太った ほか)
ビッグフィッシング(ビッグフィッシング;三匹の猿たち ほか)
ロッキー釣り一人(ジャック・アマノ氏の華麗な一人旅;コヨーテがなく ほか)

著者等紹介

土屋嘉男[ツチヤヨシオ]
昭和2年(1927年)、山梨県生まれ。医学の道に進んだが、医者にはならず、作家・太宰治から俳優になることを勧められ、俳優座に入団。黒沢明監督に見出され、不朽の名作『七人の侍』で町へ侍を雇いに行く村の青年(利吉)役に抜擢され、映画デビュー(なお、同映画の撮影中から撮影後の約一年半、黒沢家に居候していた)。以後、黒沢映画の常連として『椿三十郎』、『赤ひげ』など九本の作品に出演。また黒沢監督の盟友・本多猪四郎監督のSF映画、東宝の文芸映画などにも多数出演した
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感想・レビュー

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えみし

1
釣りの事は何一つわかりませんが、面白おかしく読めました。著者は魚を釣りながら人間を見ます。根底に流れるそのヒューマンな思い。自然への思いに、大笑いしながらも泣けてきてしまいます。その人間観察の文章、自然描写のなんと映画的な事! 黒澤明映画とSF映画両方に出演するという著者ならではの「釣りバカ」本。もっともっと沢山の人に読んで貰いたいです。2012/01/12

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