見えない音、聴こえない絵

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104310029
  • NDC分類 704
  • Cコード C0095

内容説明

尽きることのない創造への衝動、その原点たる少年期の追憶から、「全景1955‐2006」展へ向けての軌跡、創作の日々のなかで心に浮上する現在と未来を記録した待望のエッセイ集。

目次

遠景 記憶と創造(等身大ポパイ;五歳の春;絵の根っこ ほか)
全景(宿無し空;牛男の思い;絵の重力 ほか)
近景 日常と創造(未だここにないもの;骨まで愛して;シャカシャカバンバン ほか)

著者等紹介

大竹伸朗[オオタケシンロウ]
画家。1955年、東京生まれ。高校卒業後、北海道別海町の牧場に住み込みで働く。77年から78年にかけてロンドン滞在。80年、武蔵野美術大学油絵学科卒業。82年、初個展を開催、以来、国内外で精力的に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MO

7
急いで読もうとすると、おい、待てよとばかりに肩を掴まれて引き止められる。面と向かい合ってじっくり話を聞けば面白くてもっと話を聞きたいと欲が出る。所がそんなところで、もう終い、とばかりに背中を見せてすぐに終わってしまう。文筆業専門ではないので、始めは読みにくかったけど、じっくり一文一文拾うように読むと、大竹さんの言葉がガツガツくる。そしていつしか大竹さんの目で見ている景色を見せてくれて、心の声で語ってくれる。2022/04/20

nizimasu

4
実は久々に読んだ。東京都現代美術館でやった「全景」展のスクラップブックは確かに圧巻だった。その前後の心の動きや、準備期間のこともまるで備忘録のように詳細にこの本の中では描かれていく。実際、多くの立体や鳴りもの(楽器をモチーフにしたオブジェ)なんかもあってインパクト満載だけど、30年近くにわたるコラージュ的なスクラップこそ、この人の内面そのものではないかと思ったものだった。その内蔵むき出し感は、そこはかとなく大竹さんの文章からも醸し出されるのだけれど、この本ではむしろおとなしめだったかな。でも元気出る本2015/01/21

ユ-スケ

1
池田晶子・わたくしnobody賞受賞ということで あの鋭い目つき、瀬戸内の島での創作活動、そして作品もいいなと感じていたが、文章もいい アーティストはこうでなきゃっ ていう感じか アートはとことん形而上なのがいい2015/11/10

浦和みかん

0
エッセイ集。著者の中ではコラージュが(単に芸術様式という以上に)重要な位置を占めているのだろう。芸術とは何か、芸術に関わり続ける自分は何者なのか。直接的に答えは出さないが、時に飛躍を含んだ思考の移り変わりにその一端を知ることができる。2019/02/25

太陽の塔

0
直島銭湯に行く前に大竹さんのエッセイで頭の中をのぞき見。2018/10/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/454265
  • ご注意事項

最近チェックした商品