内容説明
あの人の言葉が今こそ肉声できこえる。文学について、人生について、小説を志す私たちにこう語りかけたのだった―。文人・駒田信二の強靱な思想と凛然たる風貌が甦る。
目次
プロローグ 時間が切れるまで
1 教室(しかし我々は小説を書く者たちです;あるときふっと、うまくなる ほか)
2 人(あめゆじゆとてちてけんじや;兵隊も慰安婦も哀れなんです ほか)
3 小説(姿勢が高いです;志は、高くなければいけません ほか)
4 同人(雑誌は本ではありません;愛情がないからほめるんです ほか)
エピローグ 砂漠に