内容説明
本能寺の変直後、木曾の山中で美貌の剣士・奥月桔梗が二十年の眠りを破った。その行く手に立ち塞がるは、謎の木乃伊男・朱物。日本を魔物の国にせんと企む朱物が狙うのは、西行法師の秘術「反魂の法」―。京を舞台に異人、妖女、忍者、そして死者が乱舞する究極の死闘が始まった。驚異の展開で描く超時代伝奇シリーズ開幕。
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年(昭和24年)、千葉県生れ。青山学院大学卒業。82年に『魔界都市<新宿>』でデビュー。魔界都市となった<新宿>を舞台に描く数々のシリーズをはじめ、さまざまな異世界の物語を創造し続けている。『エイリアン秘宝街』『妖獣都市』ほか著書多数。この3月には、ホラー短編集『死愁記』(新潮文庫)が刊行される
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