海人―THE LAST WHALE HUNTERS

海人―THE LAST WHALE HUNTERS

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B4判/ページ数 1冊(頁/高さ 38cm
  • 商品コード 9784104191017
  • NDC分類 748
  • Cコード C0072

内容説明

銛一本で巨大なマッコウクジラに挑む命知らずの伝説の海人ラマファー!そして世界初、決死の鯨漁水中撮影に挑む写真家。「人間の王国」の写真家石川梵が、7年にわたり海人とともに鯨を追いかけた執念の記録。今世紀最後の海と鯨と男たちの壮大なフォト・オデッセイ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さすらいの雑魚

34
絶賛劇場公開中(2021.11.17現在)の映画くじらびと の原作的な作品。突銛一本で巨鯨を狩る海上狩猟民の写真集です。撮影の様子を詳述した新書の鯨人を読み、あまりの内容に憑かれたように大須鶴舞の古本屋を探し購入した日を良く覚えてる。映画鑑賞後に印象のあまりの違いに驚いた。壮絶だが明るく未来に拓かゆく清涼感すら感じた映画に対し、南洋の強烈な陽射しの下で切り撮られた陰影が古伝の猟法で神獣を屠り共同体を支えてきたラマファの威厳と伝統の重厚を伝え圧力すら感じる写真。同じ人が撮ったの?と思案に暮れるボクである。

かわうそ

14
人の営みを感じられる一冊。こうしたやり方でずっと長い時代を生き繋いできたのだろうが、銛を一本手に持ってクジラに向かって海に飛び込むなんて想像を絶する。かたや機械を使って銛を飛ばし、クジラを捕るやり方もあるというのにね。どちらが良いの悪いのは言うつもりないが、少なくともこの海人達は身を投げ自然と戦って命を得ている。そういうところに少なからず感動を覚える。血に染まる海、浜で解体されるクジラ。血が苦手な自分にとって、ドキッとするような写真もあるが、これが本来の「当たり前の世界」なのだろう。自然と命に敬意を。2015/08/30

ぱせり

5
『鯨人』を読んでいるうちに写真が見たくて見たくて、この写真集を借りてきました。文章と写真とを交互に見比べながら読みました。写真と文章と、どちらがより雄弁に訴えているのだろう、と考えながら。生きるために命をかけて闘う、その相手への敬意と凄みが人と鯨双方から伝わってくる。神聖でさえある・・・2011/11/06

mochi_u

2
鯨人とあわせてご覧になるのをお勧めします。命がけの漁と鯨への敬意、漁に支えられる村の暮らしを垣間見ることができました。ひとつだけ残念だったのは、漁期入りの前夜に行われる灯篭流しの写真がなかったことですが、石川梵さまのTwitterで見られました。2013/04/02

dani

2
『鯨人』を読めば誰でもこの写真集を見たくなるはずで、自分もその一人。足、手、眼の写真が印象的。2012/11/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1496606
  • ご注意事項

最近チェックした商品