内容説明
「湾岸戦争」は中東世界を変え、「和平の時代」はイスラムを軸に新たな怨念を生み出した!経済悪化と「植民地病」を抱えるパレスチナ、戦争に次ぐ戦争で、耐久生活を強いられるイラク、極寒のトルコ山岳地帯に留められ、死と向き合う悲劇の民族クルド。民主化を模索するアルジェリア。シリア兵が駐留するレバノン…。アラファトとの会見、湾岸戦争最前線での取材、そして民衆の声を丹念に拾い集め、変わりゆくアラブ世界の現況と、「中東とは何か」を多角的に解き明かす。
目次
第1章 ガザからの視点―植民地の病
第2章 湾岸の光芒―アラブ連帯の崩壊
第3章 くすぶる野望―イラクの戦後
第4章 境界の民族―クルド人の悲劇
第5章 イスラムと近代化―アルジェリアの実験
第6章 戦火の決算―あとがきに代えて



