朝日新書<br> 本当は日本が大好きな中国人

電子版価格
¥880
  • 電書あり

朝日新書
本当は日本が大好きな中国人

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 299p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022736161
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0295

出版社内容情報

【文学/日本文学評論随筆その他】反日デモ、抗日ドラマ……。こうした連日のメディアの情報は「中国人はみんな反日だ」というイメージを私たちに植えつける。しかし、実際は「中国人は実は日本が大好き」だった。数々の具体例で既成概念をひっくり返す画期的中国人論!

内容説明

今や東京の町中は中国人の観光客だらけ。なぜ彼らはいがみ合う日本に夢中になるのか。そこには共産党政権を背景とした複雑な歴史、文化、社会状況が大きく関係していた。両国の知られざる関係を浮き彫りにした画期的文化論!

目次

第1章 日本人は中国で本当にモテるのか?(日本人だったら40女もお見合いの口がある;中国婚活番組で大モテだったシングルマザー ほか)
第2章 ワンランク上のライフスタイルに憧れる(岩井俊二的な「小清新」という価値観;エコでシンプルで上質 ほか)
第3章 政治から言葉を解放した日本文学(中国文学の快挙;川端康成がいなければ中国にノーベル賞作家は現れなかった? ほか)
第4章 文化侵略か、文化解放か 進撃のサブカルチャー(日本のサブカルは脅威?;『ドラえもん』日本政府陰謀説 ほか)
第5章 知られざる日中の歴史と思想のつながり(明治維新に学べ;失敗に終わった改革「戊戌の変法」 ほか)

著者等紹介

福島香織[フクシマカオリ]
奈良県出身。大阪大学文学部卒業。1991年産経新聞社入社。1998年に上海・復旦大学に1年間、語学留学。2001年に香港支局長、2002年より2008年まで中国総局特派員として北京に駐在。2009年に退社後、フリー記者として取材、執筆を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GAKU

31
斜め読み。2019/09/13

James Hayashi

23
元ジャーナリストの筆記で、日本のサブカルチャーがいかに中国の民衆に広まっているか感じさせる。これは強い武器である事に気づかされ、日本政府も売り込みに力を入れている。表向きは反日であるが、好日の流れは力強い。内向きになり、自信喪失の日本人にはこのような自画自賛本もいいのでは?2016/11/28

ちくわん

18
2015年5月の本。ちょっと前の民間だけを観た日中関係。作者は中国ウォッチャーで最新のネットニュースも書かれている。あまり興味がない分野であったが、まぁ、そうなんだ、と思った。2022/11/05

はるわか

17
政治と経済に対する影響力は米国やドイツなどEU諸国、ロシアなどの方が大きい部分もあるが、普通の人たち、特に一定以上の経済水準を持つプチブル層への文化的影響力の強さは日本が圧倒的ではないだろうか。2016/04/22

ののまる

12
書名から日本自画自賛的本に思えてしまうけど(日本の出版社はどうしてこういう扇動的なタイトルにしたがるのかな。著者が『中国のマスゴミ』を書いたときも、内容は決して侮蔑的なものではなくて言論統制の中で頑張る中国ジャーナリストの話でもあったのに無理につけられたと書いていた)、内容はとてもバランスがとれていて、特に若い世代にこれからの日中関係を見る上で(政治面ではなく個々人の民間交流の面で)知って欲しい情報がたくさんあります。日本の右派左派と中国運動家の関係や、靖国と南京の話は興味深かった。2015/09/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9724444
  • ご注意事項