みすゞと雅輔

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みすゞと雅輔

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  • サイズ B6判/ページ数 400p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104166022
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

なぜ金子みすゞは自殺したか。大正ロマンと昭和モダンの時代を生きた詩人の光と影。実弟・上山雅輔の日記に基づく、画期的伝記小説!国民的詩人・金子みすゞはいかに生きたのか。実弟・上山雅輔の目を通して描く、画期的伝記小説! 実の姉と弟でありながら、金子家と上山家で別々に育てられたみすゞと雅輔。互いを深く理解し、芸術を愛する友として過ごした青春時代、そして内に秘めたる恋心。姉はなぜ自ら死を選ぶこととなったのか――。後に脚本家となる雅輔が残した日記を読み解き、大正ロマンと昭和モダンの時代を生きた詩人の光と影に迫る、衝撃のドラマ。

松本 侑子[マツモト ユウコ]

内容説明

心の詩人・金子みすゞ、知られざる光と影、自殺の謎とは?実弟・上山雅輔(昭和の喜劇王・古川ロッパの脚本家)の膨大な日記を読み解き、みすゞの童謡と生涯、二人の青春と愛憎、別れを、弟の目を通して描く、画期的伝記小説!

著者等紹介

松本侑子[マツモトユウコ]
島根県出雲市生まれ。筑波大学卒、政治学専攻。1987年、『巨食症の明けない夜明け』ですばる文学賞受賞。1990年、『偽りのマリリン・モンロー』が野間文芸新人賞候補作となる。英文学と聖書からの引用を多数解明した日本初の全文訳『赤毛のアン』で脚光を浴び、2008年、NHK教育テレビの『赤毛のアン』英語番組で講師をつとめ、テキスト全3冊を執筆。2010年、『恋の蛍 山崎富栄と太宰治』で新田次郎文学賞受賞。2013年、『赤毛のアンのプリンス・エドワード島紀行』が全国学校図書館協議会選定図書となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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はる

57
金子みすゞの弟、上山雅輔。姉を愛し、姉の才能を信じ続けた彼の見た金子みすゞの人生とは。とにかくこの雅輔という人は典型的なボンボンで、世間知らずのあまちゃん。大人になっても放蕩ばかり重ねている。だから一層、自分の想いを表に出さずひっそりと詩歌の創作に励んでいるみすゞがいじらしい。これからという時に、次々と不運が重なってしまうみすゞ。もう少しタイミングがずれていれば…。みすゞの悲痛な相談も暢気な雅輔の心に届くことはなかった。死の直前に撮られたという、みすゞの凛とした姿が唯々、哀しい。2022/01/28

fwhd8325

29
3.11の時、放送ではCMが自粛され、金子みすゞさんの詩を朗読する公共CMが頻繁に放送されていました。知っているようで知らなかった金子みすゞさん。その頃、再びブームとなり、五木寛之さんが評した「生きづらかったんだろうなぁ」という言葉が印象に残っています。亡くなってまもなく、西条八十が新雑誌を発行するエピソードにあるように、どこかのタイミングによって、人生は大きく変わるものでしょう。ただ、常に闇の時間ばかりでないにしても、どこかに影を感じさせてしまう人生は、悲しい。2017/04/09

mm

25
金子みすゞには実弟がいた。弟は2歳前に叔母の嫁ぎ先である下関一の書店を経営する上山家の養子となる。彼の残した下関商業時代から平成元年の没年までの日記や書簡が発見され、松本侑子がこれを丁寧に読み解いて、資料に基づくフィクションを書き上げた。上山雅輔と金子みすゞの間には、初めは話の合う文学好きのいとこ同士として、後には姉と分からがやはり最大の理解者として相手を思う気持ちがあり、彼を通して見たみすゞの伝記ともいえる。みすゞさんの結婚前当時は、童謡は子どものためというより文学の一つのジャンルとしてあった。→2018/11/13

信兵衛

24
読了した時には、みすゞの面影に圧倒され、余韻がいつまでも消え去りませんでした。松本侑子さんの力作と言って間違いなし。2017/04/22

あいくん

17
☆☆☆☆松本侑子さんは「赤毛のアン」など外国文学の文学散歩についての著作、太宰治についての文学散歩の著作、太宰治と愛人の山崎冨栄さんについての評伝もあります。これは金子みすゞさんと弟の上山雅輔さんについての評伝です。下関駅には金子みすゞの案内図があります。仙崎には何度か行きました。金子みすゞ記念館や青海島の入り口の展望台を訪れました。町を歩くと金子みすゞのいろいろな展示があります。下関から仙崎まで、「みすず潮騒号」という観光列車が走っていましたが、いまは「〇〇のはなし」が下関から萩のあいだを走っています。2020/04/26

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