出版社内容情報
インド平原を滔々と奔る2500kmの流域で、聖なる水に身を浸し輪廻転生を願う人々の恍惚の沐浴絵図……死を見つめ来世を想う祈りの姿をとらえた大河写真集。
内容説明
インド5000年の魂を水流に宿す祈りの大河2500km―ヒマラヤ氷河に発し、ベンガルの大海に消えるまで、清濁を併せ呑み、滔々と奔る大河ガンジス。その岸辺に集い、死を見つめ、輪廻転生を信じて聖水に身を浸す数千万の巡礼者、恍惚の沐浴絵。
目次
序:ガンジス、輪廻する大河
ヒマラヤ:氷河の一滴より始まる神話
クンブ・メーラ:奇跡の水、いのちの輝き
ヴァラナシ:彼岸と此岸を結ぶガート
ビハール:田園を貫く巡礼の道
ベンガル:大河の終焉、永遠の大海へ
祈りのガンジス
著者等紹介
野町和嘉[ノマチカズヨシ]
1946年高知県生まれ。写真家・杵島隆氏に師事し、1971年にフリーの写真家となる。1972年、20代半ばでサハラ砂漠に旅したことがきっかけとなって、極限の風土を生きる人々の精神世界に魅せられ、信仰、巡礼をテーマとして地球規模で描き続けてきた。ナイル、エチオピア、グレート・リフト・ヴァレーといったアフリカの乾燥地帯の取材を経て、1980年代後半より舞台を中近東、アジアに移し、中国、チベット、サウジアラビア等での長期取材を経て、2002年以降アンデス、インドに取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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