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満洲の情報基地ハルビン学院

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103998020
  • NDC分類 222.5
  • Cコード C0095

内容説明

大陸に雄飛する大日本帝国の耳となれ―対ロシア通商の拠点として創立されたハルビン学院は、軍靴の響きとともに諜報活動の最前線に立たされた。母国の危機を逸早くキャッチしたハルビンからのシグナルは、しかし悉く本土で握り潰された。そればかりか敗戦後も、彼らには大陸での凄絶なサバイバルが待ち受けていた…。全二十六期、千数百名。その智謀と辛酸の四半世紀を追う。

目次

序章 震災と空襲
第1章 開校前夜
第2章 抱え込んだ矛盾
第3章 想像のロシア、現実のソ連
第4章 国家崩壊
第5章 終わらない戦争
第6章 内戦下の日本人
第7章 大陸通商のリアリズム
終章 ユーラシアへの視線

著者等紹介

芳地隆之[ホウチタカユキ]
1962年東京生まれ。大学卒業後、会社勤務を経て、東ベルリン(当時)のフンボルト大学に留学。ベルリンの壁の崩壊、ソ連解体を目の当たりにした。現在は社団法人ロシアNIS貿易会に勤務。近現代史を題材とするノンフィクション分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

晴天

3
『ハルビン学院と満洲国』の出版後に寄せられた学院生やその遺族からの記録を元に、ハルビンに短期間存在したロシア語専門家養成学校・ハルビン学院の学徒たちの学院生活とその後の人生を描く。東京大空襲で焼け出された後にハルビンに渡った新入生や、進駐してきたソ連に通訳として厚遇されるも重労働を課せられた他の日本人にリンチに遭った学院生、ロシア語と中国語が出来るので「ロシア語の出来る中国人」のふりをしていたら日本人狩りに動員された学院生、帰国後スパイとして尋問された学院生など学院末期・閉校後のエピソードは迫力がある。2018/10/03

takao

2
ふむ2021/04/13

ゆまち

0
確かに読みやすくはないし、タイトルも内容に即しているとは言い難い。それでも、大陸に夢を抱いた青年たちが戦後に日本に引き揚げるまでの道のりの意外さは、著者に倣って誤解を恐れずに言えば実に興味深い。参考文献一覧が巻末にあるので、深堀りしたい人は、そこから文献を辿るのもアリかと。2011/01/10

あまたあるほし

0
読みにくかった。結局、杉原千畝が卒業生ということはわかった。2010/10/30

メロン泥棒

0
ちょっとタイトルが大きすぎるかな。もっとハルビン学院そのものに集中した内容かと思ったけれど、その周辺の歴史の話が大部分でちょっと焦点がぼけている気がする。2010/08/27

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