内容説明
アナウンサーはなぜ突然「わからなくなってきました」と叫ぶのか?おしゃれな喫茶店はなぜある日「だめになってゆく」のか?日常にころがる何気ない事物を鋭くえぐって途方に暮れる爆笑三題噺「天の猿地の牛」からユニークな読書ノート「読む人は幸いだ」まで、何がなんだかよくわからないうちに思わず膝を打ち足を踏み鳴らすエッセイの数々。あの『牛への道』に続き人気劇作家が放つガンコな一冊。
目次
第1章 天の猿 地の牛(距離はない・手をぱたぱたやる・東京の坂道;投げるに値する・親切・やさしくわかるコクヨの原稿用紙 ほか)
第2章 はじめに賢いものござる(サソリ;図書館の本 ほか)第3章 読む人は幸いだ(まったいら―南伸坊『笑う哲学』;一人では絶対に帰れない―竹中直人『少々おむづかりのご様子』・小玉和文『スティル・エコー』 ほか)