夜のピクニック

個数:

夜のピクニック

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年03月19日 12時06分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103971054
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

★この本をお薦めします★~紀伊國屋書店本町店・酒井和美
羨ましいと私は思った。夜を徹して歩き通す歩行祭。たった一夜の出来事が、特別なものに変わるそのことを彼らは感じる事ができたから。「あの頃」をあっさり卒業してしまった私は損をした気分になる、ほんとうに切なくまぶしい物語なのです。

★この本をお薦めします★~紀伊國屋書店グランドビル店・高橋雅之
ただ歩くだけでは奇跡は起こらなかった。一緒に歩いたひと、これまで一緒に歩んできた人達がいたからこそ、貴子と融にとって奇跡の一夜となった。読後、共に歩んだ親友に会いたくなった。

★この本をお薦めします★~紀伊國屋書店新宿南店・倉成陽子
80kmという長い距離を夜通しひたすら歩き続ける苛酷な学校行事「歩行祭」。登場人物たちはその行事の中で、それぞれ思いや悩みをかかえて歩いていきます。部外者がまぎれこんだり、誕生日をむかえたり、秘密の賭けを実行したり。ただ歩くだけの行事の中に、様々な驚きや発見や変化や友人と時間をわかちあう喜びがあり、すべてを歩き終えた後には清々しい達成感を感じることができます。自分の学生時代を思い返さずにはいられない素敵な青春小説です。

★この本をお薦めします★~紀伊國屋書店梅田本店・星 真一
この本には「青春」がぎっしりと詰まっている。俵万智の有名すぎるデヴュー歌集のなかに「青春という字を書いて横線の多いことのみなぜか気になる」という歌があるのだけれど、そういう青春の混沌というかぐちゃぐちゃさ加減を、美しく、ほほえましく描ききった秀作。共学、とくに公立の進学校に通った人たちにはぜったいツボだと思います。

内容説明

夜を徹して八十キロを歩き通すという、高校生活最後の一大イベント「歩行祭」。生徒たちは、親しい友人とよもやま話をしたり、想い人への気持ちを打ち明け合ったりして一夜を過ごす。そんななか、貴子は一つの賭けを胸に秘めていた。三年間わだかまった想いを清算するために―。今まで誰にも話したことのない、とある秘密。折しも、行事の直前にはアメリカへ転校したかつてのクラスメイトから、奇妙な葉書が舞い込んでいた。去来する思い出、予期せぬ闖入者、積み重なる疲労。気ばかり焦り、何もできないままゴールは迫る―。

著者等紹介

恩田陸[オンダリク]
1964年、宮城県生れ。早稲田大学卒。92年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。活字でこんなことが出来るのか、という驚きと感動を提供して注目を浴びる。ホラー、SF、ミステリなど、既存の枠にとらわれない、独自の作品世界で沢山のファンを持つ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

412
第二回日本本屋大賞…という帯に惹かれて読んだ。夜にピクニックに行く…ということだけなのに、独特な世界を読者に提示してくれる。著者の母校である茨城県立水戸第一高等学校の名物行事「歩く会」をモデルとしているらしいが、高校生の恋がよく描かれていて初々しい。2011/07/18

takaC

293
男である自分は主人公の西脇融に自らを投影し、融としていろいろを感じながら話を読み、その感情に対して感想を持つ。それが初読での読み方だった。融と貴子の父西脇恒に対しては自然とネガティブな印象を持ったのだが、今回彼が自分と同年代だと自覚してしまうと微妙に読み方が変わる部分があった。自分には隠し子はいないが。2014/02/05

kaizen@名古屋de朝活読書会

285
「歩行祭」。高校生が夜歩く行事。「「杏奈、大学の方は決まったの?」千秋が尋ねた。順弥は当然という顔で頷く。「うん、スタンフォードに決まったよ」」。高校生の会話のはずなのに現実味がない。呪詛、潰した、慌てた、諍い、下手糞、叶え、隙、呆然、辿り、怯え、卑下、媚、密か、賭などルビのふってある単語だけを読み進んでみた。漢字の勉強になった。高校生らしいというか、前向きな感じのよい言葉が少ない。名古屋de朝活読書会で紹介有。吉川英治文学賞、本屋大賞2014/04/14

寂しがり屋の狼さん

234
高校の伝統行事である北高鍛練歩行際。一昼夜歩き続ける過酷な歩行際の様子を描いた青春物語。流れ行く景色よりも高校生達の会話を中心にした描写の中に彼らの三年間が凝縮され読後はとても清々しい気持ちになれた。青春っていいね。2019/04/28

NADIA

191
持久力を試される行事は大嫌いだから、この行事があるというだけでこの学校には絶対進学しないと思う(^^; でも、この本を読み終わった時、私も80キロ完走したような清々しい気分で得したと思った。メイン以外の登場人物も生き生きとして魅力的。今のところ、この作者の中で一番面白いと感じた。青春って照れくさいけど、やっぱりいい。 2016/07/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/579537
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。