内容説明
なぜ日本の政治家は「言葉」を大切にしないのか、なぜ人間的魅力に乏しいのか、なぜ官僚が力を持つのか、世論とは何なのか…。村山富市、橋本龍太郎、小沢一郎をはじめ政治家の言葉を検証し、マックス・ヴェーバーや小林秀雄など古今東西の名著を縦横に引用しながら、現代の「指導者の条件」を鋭く問い直す、渾身の一冊。
目次
政治の言葉
語るべきものなき政治家たち
代議制民主主義は死んだか
「世論」、この操作されやすきもの
「危機管理」機能せず…
いま、傑出した政治家が現れない理由
官僚よ、驕るなかれ
「民主主義の限界」が見えた
歴史を知らない政治家たち
日米自動車交渉にみるアメリカとのつき合い方〔ほか〕