内容説明
角巻き、ねんねこ、合羽、ちゃんちゃんこ、割ぽう着、紙布、裂織…。今は消えつつある、かつての衣の主役たちを各地に尋ね、その現代への再生をはかる。刺し子や千人針の針目に女たちの暮らしの跡を偲び、さらには高齢化社会にそなえ、いかに老いを飾るかをこまやかに考える。十代から手縫いの仕事を志し、リフォームを手がけてきた服飾デザイナーの著者が海外取材も含めて、しなやかな筆とたしかな目で綴る針と糸と布をめぐる旅。
目次
伝統をまとう
暮らしを着る
布と針目
老いを飾る
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