喧嘩の火だね

喧嘩の火だね

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103909057
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

内容説明

ベテランも芥川賞作家もなんのその。絶交覚悟の作家論!話題の書き手の急所を掴み、その肖像を描き出す、前代未聞の似顔絵付き文芸批評。

目次

第1章 いずれみんな死んでしまうのだから一度書いてみるが、野心的で男らしい辻仁成氏が嫌われるのは…
第2章 「バウ、バウ」と松村邦洋の真似が得意で、遊び人で、ハンサムで、いい加減な島田雅彦氏の誠実さは…
第3章 Vシネマの俳優のような服を着るパンク・ロッカー作家、町田康氏の身も蓋もない圧倒的几帳面さは…
第4章 「福田和也ももうおしまいだな」と云った、酷く真面目で清潔な田中康夫氏が消毒した哀しみは…
第5章 天丼の天麩羅を食べずに残すような、スタイリッシュな車谷長吉氏は「私小説」とはかけ離れた才走りの…
第6章 純文学の無敵の無頼派、柳美里さんは「犬、返せ!」という私的な復讐事を、「十四歳」の小説にすりかえて…
第7章 文壇的な〓秀実氏とエレガントな浅田彰氏と白墨くさく勤勉な東浩紀氏と「書きすぎる」福田和也と…

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニッポンの社長ケツそっくりおじさん・寺

5
1999年の本。連載時のタイトルは『見張り塔から、ずっと』。当時話題の作家達のゴシップ交じりのポートレートと批評。取り上げられたのは辻仁成、島田雅彦、町田康、田中康夫、車谷長吉、柳美里、あと一章は浅田彰ほか評論家達。最後は大川隆法もビックリの今東光&柴田錬三郎の霊言(これが一番読み易く面白い)。ゴシップは面白いが、評論はきちんとしていて結構難しい。当時は波紋を呼んでたなぁ。柳美里が反論してたのを思い出す。この本から13年、文学は案外良い方向に向かっているんじゃないだろうか?と思った。2012/03/22

nezumi

1
〘文壇ゴシップとしても文芸評論としても良書〙 車谷長吉論など作家の値打ちの延長にある書評も読め、今も尚一線で活躍する作家の裏側を知れるのも嬉しい。 私のような文壇に興味があるけど読書初心者の無知な人間には、福田氏のような面白さも交えて批評をしてくれる人の存在は有り難い。2023/02/15

my_you

0
浅田はいいひとなんだなあ……2014/08/25

ミスター

0
テキトーすぎて笑ってしまう。田中康夫以外語る気がないんだったら、田中康夫論にすればいいのに。2019/09/01

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