ぼくの父はこうして死んだ―男性自身外伝

ぼくの父はこうして死んだ―男性自身外伝

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  • サイズ B6判/ページ数 178p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103906032
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

駄目男

4
著名人の妻、息子、娘が生前の父に付いての思い出を書き残した本は沢山ある。山口瞳さんのひとり息子は映画評論家の山口昭介という人でこの人がこの本の著者だが、なんでも山口家はみな早死にで70の声を聞いた人は親族にいないとか。ともあれ、息子さんがこの本の中で書いているのはレベル4と診察されて以後のことだけで父の経歴などは殆ど書かれていない。 この話しは平成7年8月までのことだが、驚いたことに山口さんは連載の「男性自身」シリーズを死の直前まで続けられ、延べ1614回、一度も休まなかったとか。 2016/05/28

がんぞ

4
1995年前半は大事件が目白押し、後半訃報…「山口家の男はみな短命」「大酒したから早く老けた」「愛想のいい医者を信じてセカンドオピニオンを求めなかった」「腫瘍マーカー200超の意味を理解していなかった」など逃げ道はあるが、開胸手術してみると第4期、隔壁に卵大で切除不能。高齢の全身麻酔は肺炎を起こしやすい、転移腫瘍で脊椎神経が圧迫されて下半身麻痺その手術の当否は?「母の死で『血族』、父の死で『家族』そして自身の死を『男性自身』に描くか」。「欲しい物があったら何でも」「芥川賞!」最期のジョーク、芥川賞担当者に2013/11/04

sanga

2
山口瞳の「江分利満氏の優雅なサヨナラ」を読んだので息子の正介さんの眼でみた山口瞳を知りたかった。2015/02/25

ぽ@8001

1
なんだか切なくなった。大義名分があるとはいえ、近寄りがたかった距離感は私には耐えられない。今さらですがお疲れさまでした、と。2022/05/07

Ryoichi Ito

1
20年前に買った本を再読。瞳さんは強い!著者も今やオヤジの没年に近い。2016/03/24

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