内容説明
疲れているよ現代人。ストレスたまるよ男も女も…一見平和な、世紀末平成ニッポン。しかし、いろいろと、ないよであるのがこの浮世。女子高生にも、ＯＬにも、プータローにも窓際サラリーマンにも、等しく降りそそぐプレッシャー。この短編集で、ちょっとだけゆるんで下さい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaichiro
85
Bookoffでジャケ買いの短編集。テーマが身近だからか、ストレートな書きぶりだからなのか、会社帰りの居酒屋で気を許す仲間とそれぞれの持ちネタをガヤガヤ話した時の様な読後感。一晩経てば殆どのことを忘れてしまうのに”楽しかった。また機会があれば集まろう！”とその場の戻りたいと惹かれるあの感覚。永倉さんの作品は初読。読書メーターの皆さんにはあまり読まれていない様子。漫画の様に気楽に目を通したいと思う時がある様な気がして本棚行きを決定。年末の大断捨離大会までは、目立つところに鎮座頂くことにしました！2019/08/24
Ramgiga
0
とても人間臭い物語の短編集。えっこれで終わりというのもあったど、みなそれなりに完結している。今の自分、過去の出来事、目の前の現実がクロスして、人間臭い物語が紡ぎ出される。「30歳」がすこしわくわくして、余韻をのこして、僕的には良かった。2018/11/20
