内容説明
隠居した元南町奉行所同心が、お江戸を舞台に大活躍。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ラスカル
13
慶次郎縁側日記シリーズ8作目。「嘘」嘘をついて男にとり入り生きてきたおはま。そうするしか生きるすべがなかった悲しさとたくましさ。最後に救いがあったようで良かった。「夏過ぎて」「一つ奥」も良かった。人の心の奥を描いて鋭い。2021/11/27
みかりん
6
よかった。このシリーズ8作目。なんか慶次郎の出番が少ない様な…。最後の最後に出てきて 話を聞いてまずまずの落とし所に導く慶次郎さん。やっぱり素敵。2018/08/01
ひろん
3
慶次郎縁側日記8。赤まんまってイヌタデのことだったのですね。2014/02/16
坊主丸儲け
2
アル中、DV、窃盗癖、虚言癖etc 時代小説で読むと少し深刻さが緩和される気が・・・2010/02/16
新地学@児童書病発動中
1
テレビドラマにもなった時代小説のシリーズ「慶次郎縁側日記」の第8作目。このあたりになる主人公の慶次郎は、物語の後景に引っ込んで、江戸の普通の人々の ひりひりするような生活がクローズアップで描かれている。誰もがささやかな幸せを求めている。そして誰もが一生懸命に生きている。それでも起きてしまうあやまちや犯罪。そこに巻き込まれた人たちを、包み込むように陰影豊かに描くところにこのシリーズの魅力があると思う。2011/10/08