内容説明
ヴェネツィア、フィレンツェ、ウィーン、ワルシャワ…。独特の表情をもつ古都をめぐるロマンゆたかな思索エッセイ。幾多の民族と言語が織りなす「場所」のイメージ。
目次
幻想の都市(フランドルの宝石・ブリュージュ;中世の華麗な〈終末〉・ディジョン;異端と愛・トゥルーズ;「古代」の新しい〈春〉・フィレンツェ;アドリア海との婚姻・ヴェネツィァ;「聖なる森」と河・ハイデルベルク;バロックと〈裸の真理〉・ウィーン;「精神」の錬金術・プラハ;ヨブの希望・ワルシャワ)
パリの一隅から―ヨーロッパの地層を考える