内容説明
ちょっとハタ迷惑だが、どこか憎めないおかしな人びと―。頑固、奔放、風変わり。常識をこえた振舞いで、強烈な異彩を放つ個性を集めた、谷沢流人物コラムの決定版。
目次
文士篇(漱石、憤然とする;中学教師夏目漱石;野村胡堂の夏目漱石評 ほか)
大学人篇(酒呑みの流儀、和田垣謙三博士;目と耳を衰えさせない方法;唐詩選の珍妙な薮睨み注釈 ほか)
実業・出版人篇(「猿を相手に書け!」福沢流説法;福沢諭吉の癖;福沢諭吉が激怒した ほか)
著者等紹介
谷沢永一[タニザワエイイチ]
1929(昭和4)年、大阪市生れ。関西大学大学院博士課程修了。専門は書誌学、近代日本文学。関西大学文学部教授を経て、現在、名誉教授。評論家としても多方面で活躍中
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感想・レビュー
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mimm
1
著者様の蒐めた資料を活かし、明治大正の耳寄りな故事来歴をコラム仕立てにまとめた(雑誌連載された)1冊。漢字が難しいなーと思いつつも、それを超えても読みたいと惹かれる面白さが。ますます昔の日本が良かった、なんて思えなくなることも。2017/05/30
Takeshi Nakajima
0
島崎藤村などの文豪や渋沢栄一の話など短編のものが集められていて、とても楽しかったです。ただ、京都大学の成り立ちなどの話が一番興味深かったです。2013/01/08
sawa
0
☆ 引用文がどこかはどこまでなのか分かりにくい。作者の考察や感想がほとんどなく、つまらない。2010/07/15