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出版社内容情報
山口 幸三郎[ヤマグチ コウザブロウ]
著・文・その他
内容説明
人気アイドル初ノ宮行幸のもう一つの顔は、怪奇現象を解決する『霊能相談士』。ある日行幸のもとに、学園祭のイベントで霊障が起きないようにしてほしいという依頼が舞い込む。だが、イベントを主催するのは、行幸の兄・康安が教祖の宗教団体ダルシャナだった。あえて乗り込む行幸だが、会場で助手の美雨が誘拐されてしまい―!?美雨をさらい霊を集める康安の目的とは。そして行幸が放った、美雨を「敵」だとする言葉の真意とは。全ての謎が“繋がる”完結編!
著者等紹介
山口幸三郎[ヤマグチコウザブロウ]
福岡県出身。2008年に第15回電撃小説大賞“選考委員奨励賞”を受賞。翌年、受賞作『神のまにまに!』で電撃文庫よりデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっしー
14
あれ、これで完結なの?という印象でのラストでした。世界、人の生死をも巻き込んでの壮大な兄弟喧嘩ではありましたが、スッキリしない終わり方ですね。ただ、美雨の事を思うと円満解決なのでしょう。ただ、兄弟の思考のすれ違いは続いているので、またどこかで一悶着起こりそうですね。2019/11/15
彩灯尋
12
最後は思っていたよりもぼやっと感じたけど、最初から最後までの流れを追えたのが良かった。結局壮大な兄弟喧嘩に感じちゃったな。アプリを使って幽霊と過ごしていた人たちの蹴りの付け方にはなんだかうるうるきた。自分の身近な人が亡くなったら何にでも縋ってしまうんだろうな。由良さんのために動くゾウさんにキュン。面白かった。2023/06/26
マサキ@灯れ松明の火
10
【療休中…更新遅延中】シリーズ最終巻ですよね?美雨ちゃんは助かりましたけど……行幸(弟)と康安(兄)との、世界を巻き込む傍迷惑な兄弟喧嘩の決着は着いていないですよね?………出来れば、決着までお願いしたいのですが………モヤモヤしてます…………2019/10/16
ばんび
9
これで終わり!残念。 けど、終わって良かった気持ちもある。2021/02/13
日奈月 侑子
8
美雨のラストに清々しい気持ちになったような、行幸とのドタバタが見れなくなるのが寂しいような、そんな気持ちになりましたが、何はともあれ、お疲れ様でした。 康安の執念というか、振り切れてる真っ白な狂気が末恐ろしいし、津麦さんの未練に内容に「そりゃあそうなるよね…」と思ったりしました。 全てがすっきり解決、という訳ではなく、清々しい空気の裏側で、まだまだ解決出来ない事や水面下に秘めたままの薄暗さも抱えて、端役メイン問わず人生が続いて行く感じが何とも不思議な読後感。 美雨のピンチを救った秋葉の登場は胸熱でした。2020/09/25