出版社内容情報
文章を書く、それは人生を紡ぐこと。大学の創作ゼミが舞台の文章読本小説。仙台に暮らし執筆を続ける私小説作家・山路は、南大阪の芸術系大学に毎月通い、非常勤で創作ゼミを担当している。受講するのは、様々な背景をもった学生たち。彼らの文章から見えるそれぞれの葛藤や思いは、大学に進まず小説を書くことを選んだ山路の半生とも響きあい――現実の創作ゼミから誕生した、文学への新たな入口。
【目次】
内容説明
仙台に暮らす私小説作家・山路は、大阪南部の芸術系大学に定期的に通い、非常勤として創作ゼミを担当している。コーヒーを飲む山路を文章で表現する、自画像を「描く」のではなく「書く」、ヘミングウェイの短篇を味読し語りあう―課題に取り組む様々な背景を持つ学生たち。彼らと接する中で、山路自身の人生もまた浮き彫りになっていく。文章を書く、それは人生を紡ぐこと―単なるハウツーではなく、文章を書くこと、そして生きることに新たな光をあてる創作入門小説。
著者等紹介
佐伯一麦[サエキカズミ]
1959(昭和34)年、宮城県仙台市生れ。仙台第一高校卒。雑誌記者、電気工など様々な職に就きながら、1984年「木を接ぐ」で「海燕」新人文学賞を受賞する。1990(平成2)年『ショート・サーキット』で野間文芸新人賞、1991年『ア・ルース・ボーイ』で三島由紀夫賞、1997年『遠き山に日は落ちて』で木山捷平文学賞、2004年『鉄塔家族』で大佛次郎賞、2007年『ノルゲNorge』で野間文芸賞、2014年『還れぬ家』で毎日芸術賞、『渡良瀬』で伊藤整文学賞、2020年『山海記』で芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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