内容説明
たましいに語りかけるエッセイ55篇。“私が生きた”と言える人生を創造するために。
目次
人の心などわかるはずがない
ふたつよいことさてないものよ
100%正しい忠告はまず役に立たない
絵に描いた餅は餅より高価なことがある
「理解ある親」をもつ子はたまらない
言いはじめたのなら話合いを続けよう
日本人としての自覚が国際性を高める〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥
70
(2025-152)【図書館本-102】2025年新潮文庫の100冊、53(67)冊目。臨床心理学者によるエッセイ。人の心はよくわからない。臨床心理学の専門家である著者でさえも「人の心などわかるはずがない」と書いている。「こころの処方箋」というタイトルと内容があっているかというとあまりそんな感じはしない。でも「健康病が精神を蝕む」とか「耐えるだけが精神力ではない」「昔は良かったは、進歩についていけない人の言葉」「やりたいことは、まずやってみる」など、なるほどなあという項目はいくつかあった。★★★2025/10/01
ひらちゃん
56
20年以上も前の本である。しかも臨床心理学の先生。現在も読み継がれているのがよくわかる。難しい事はない。誰しも人の心なんて分かるはずもないのだから。だから専門家は時間をかけて聞いてくれるのだろう。最も良かった章から。「ふたつよいとこさてないものよ」常に心に留めておきたい呪文だ。「灯を消す方がよく見えることがある」暗闇からじっくり目を凝らしたら見えてくる。一歩さがって落ち着いてみる事も大切なのだ。2016/08/27
detu
41
この本を何で知ったか、新聞の読書コーナーだったか。いろいろないざこざで少しばかり心を傷めていた。この手の本を読んだところで特別解決するものでもないけど、ナルほどというものはある。心理学からみた「日本的民主主義」はおもしろかった。日本は一人で物事を決めてはいけない国なのだ、欧米のようにトップにも明け透けない意見などもっての外。なかなか新しい芽は生えぬ。これには自戒。権威と権力についてもなるほどと思った。権威は周りが認めるもの。権力は地位にしがみつくために振りかざすもの。全くの別物、なるほど。2017/06/02
SOHSA
41
《購入本》心が疲れたと感じたときにそっと頁をめくると著者がひとつの方向を指差している。その方向が正解かどうかはわからないが、道に迷って徘徊を繰り返す読み手にとっては救いになる。所詮、人生の岐路において絶対的な正解などは選びようもないのだ。本書はどこから読んでも良い。何の気なしに開いた頁に求めていた答えが記されているかもしれない。答えは読み手が書かれた文字の中からすくいとるのだ。私がすくった言葉は「耐えるだけが精神力ではない」「精神的なものが精神を覆い隠す」。期せずして「精神」という鍵がそこにあった。2015/01/31
てんちゃん
39
カウンセリング的な本は、相性が大切なように思いますが、私には河合隼雄先生はびたりとはまるようです。ユーモアがあって、親しみやすいエッセイなのですが、人に対する真摯な姿勢とぶれない信念も感じられます。創造性をもって「私が生きた」言えるような人生をつくりだすことこそ大事だと河合先生は語っています。「生きること」を単に幸福の追究などとは考えていません。この考え方、とても好きです。河合先生の他の本も読んでみたくなりました。2016/10/21
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