内容説明
ここではないどこかへ行きたい方、湯微島行の船に乗りませんか。湯微島は旅人を誘う夢の島ではありませんが、心の中のなつかしいものを呼びさます不思義な島です。子供の頃の無邪気な冒険、青春のやるせない思い、甘く苦く切ない恋、そして誰かの人生の縮図のような物語。現代の民話か、奇想天外なメルヘンか。新しい長編小説の誕生。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
1
1988年、「三田文学」に連載されていた古い本だが一つ一つがとてもインパクトがあり読みごたえがあった。2017/10/31
inugamix
1
わーまた煙に巻かれた! 感興はあるんだけど説明できない。とりあえず、ほとんど湯微島を訪問しません、としか。2010/01/26
可兒
1
高熱出してるときに手に取ったのは、まさしく不幸としか言いようがない。回復第一号がこれだと、今後どんどん連作短編や超常小説のような、一度通ってきた道をたどりなおす羽目になりそうだ。内容はいわゆる「少し不思議」2009/02/10
Nori
0
なんとも不思議な小説でした。なにもハッキリすることなく不思議は不思議なまま過ぎていく。個人的には湯微島の隣の島だけど『湯微島の隣りの島』が一番好きでした。2020/04/18