出版社内容情報
中秋の名月、紅葉、初雪、千鳥――長年にわたって和歌に詠みつづけられてきた日本の秋冬の彩りを、自らの体験をも交えつつ語る。
雲に隠れがちな中秋の名月と九月十三日のあとの月――心にしむのはどちら? 織姫星と彦星の年に一度の逢瀬。道を見失うほど生い茂る萩の下露。時雨によって染められる木々の紅葉。三たびまで色を変えて咲く白菊。景色に一面の銀世界をもたらす雪。風の気配に秋を知り、初霜に冬を体感してきた日本人が、長年にわたって和歌に詠みつづけてきた秋冬の彩りを、自らの体験を懐かしみつつ味わい深く語る。
内容説明
織姫星と彦星の年に一度の逢瀬。時雨によって染められる木々の紅葉。三たびまで色を変えて咲く白菊。風の気配に秋を知り、初霜に冬を体感してきた日本人が、長年にわたって和歌に詠みつづけてきた秋冬の彩りを、自らの体験を懐かしみつつ味わい深く語る。
目次
秋歌の部(早秋・荻;七夕;秋蝉;露;萩 ほか)
冬歌の部(初冬・霜;時雨;落ち葉;木枯らし;残菊 ほか)
著者等紹介
松本章男[マツモトアキオ]
昭和6年、京都市生まれ。京都大学文学部仏文科卒。出版社勤務を経て文筆業に。平成21年、『西行 その歌その生涯』でやまなし文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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