内容説明
昭和20年9月21日、1人の少年がぼろぼろになって駅の雑踏の中で死んだ。少年の名は清太、14歳。持っていたのは、古びたドロップの缶だけだった。その缶を駅員が暗がりに投げると、栄養失調で死んだ4歳の妹、節子の白い小さな骨が飛び散り、蛍があわただしく飛びかった。そして、そこから二人の物語が始まる。―野坂昭如の直木賞受賞作『火垂るの墓』(新潮文庫)をもとに、空襲で母を失い、家を焼かれ、戦争の荒波に翻弄されながらも、思うとおり精一杯生きようとした兄妹の姿を、高畑勲監督がアニメーション映画化した「火垂るの墓」。感動のアニメーション映画をオール・カラーで再現しました。
-
- 電子書籍
- 冥王計画ゼオライマーΩ(2) RYU …