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出版社内容情報
23年を経て再会した二人が、互いが体験した別離を語り合う。父との闘いを書き尽くす四方田、家庭の軋轢を綴るペンが止まる石井。苛烈な記憶が蘇る。
内容説明
23年の月日を経て再会した二人は、互いの人生に起きたいくつもの出会いと別れを手紙にして語り合った。今なお消えぬ苛烈な記憶と対峙するドラマの中で、友情と死、親と子の確執、そして恩寵としての再会が論じられていく。
目次
あの時は本当に驚いたよ。―四方田犬彦→石井睦美
忘れているものと忘れてはいないもの。―石井睦美→四方田犬彦
「秋野さんのお嬢さん」を求めて。―四方田犬彦→石井睦美
「夢のミイラ」?―石井睦美→四方田犬彦
友情と死はいつも背中合わせだ。―四方田犬彦→石井睦美
わたしたちは「いつかどこかで」を繰り返すかしら。―石井睦美→四方田犬彦
別れを語ることは別れからの解放だ。―四方田犬彦→石井睦美
でも書けないことがあります。―石井睦美→四方田犬彦
別離が残す痕跡には限りがない。―四方田犬彦→石井睦美
わたしの骨にそれは刻まれている。―石井睦美→四方田犬彦〔ほか〕
著者等紹介
四方田犬彦[ヨモタイヌヒコ]
1953年西宮生まれ。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。明治学院大学で映画学を講じるかたわら、文学、映像、音楽、アジア論といった領域で批評の健筆を振るう。『月島物語』で斎藤緑雨賞、『映画史への招待』でサントリー学芸賞、『モロッコ流謫』で伊藤整文学賞、講談社エッセイ賞、『日本のマラーノ文学』『翻訳と雑神』で桑原武夫学芸賞を受賞
石井睦美[イシイムツミ]
1957年神奈川県生まれ。フェリス女学院大学卒業。『五月のはじめ、日曜日の朝』で毎日新聞小さな童話大賞、新美南吉児童文学賞、翻訳絵本『ジャックのあたらしいヨット』で産経児童出版文化賞大賞、小説『皿と紙ひこうき』で日本児童文学者協会賞を受賞。また、駒井れんの筆名で著した『パスカルの恋』で朝日新人文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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