出版社内容情報
傾国の時代、迷える杜甫を傑物にのし上げたのは、美酒と酔狂者たちだった! 悪政による貧困がはびこる唐の世、仕官を願う杜甫は、花形詩人の李白ら、憧れの酒豪と出会う。型破りな酒仙たちとの交流を通じ、杜甫は「国破れて山河在り」の境地に辿り着き、民のために皇帝に諫言することを決意する。不遇をかこちながらも志を貫いた大詩人の夜明けを活写する、中華烈伝エンターテインメント!
【目次】
内容説明
不遇の中でなお、志を貫いた傑物がいた。悪政による貧困がはびこる唐代、仕官を願う杜甫は、花形詩人の李白ら憧れの酒豪を訪ねる。型破りな酒仙たちとの交流を通じ、杜甫は「国破れて山河在り」の境地に辿り着き、民のために皇帝に諌言することを決意するが…。日陰者の書生が大詩人として成長するまでを描き切る、中華烈伝エンターテインメント!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さとうしん
12
杜甫の「飲中八仙歌」に詠まれた酒飲みたちと杜甫との交友を描いた短編連作。詩人が多く登場して各種の唐詩が取り上げられているという点で、中国のアニメ映画『長安三万里』と好対照になりそうである。終盤では著者がこれまでの作品でテーマとしてきた安史の乱が取り上げられている。『長安~』と比べて李白が美化されているなあと感じるが、それもまたよしである。李林甫に見目のいい幼子が献上されるというのは中国現代ミステリ『検察官の遺言』を連想した。この李林甫が学のある者を嫌うというのも、何やら当世とかぶりそうである。2025/12/26
そえ
3
杜甫を中心にした詩人書人文人たちの輪舞曲を聴いているみたいだった。詩でつながる友情良きかな。 終盤に差しかかると同著者の安史の乱三部作と時代がかさなってきて、息苦しさをおぼえるけれど、それだけに杜甫の詩が心に刻みこまれるよう。 戦時下における言葉の持つ力というつながりと会話劇のような進行ぶりに、佐藤哲也さんの『サラミス』を連想しました。2026/01/07
でかかのんちゃん
0
杜甫を主人公に激動の時代を描いたエンターティンメントストーリー。 杜甫の飲中八仙歌に出てくる八人、賀知章、崔宗之、蘇晋、李白、張旭、李適之、汝陽王李璡、焦遂 と杜甫が出会う。 特に杜甫と李白の友情物語が素敵だった。 私、千葉先生がいなかったら飲中八仙歌知らなかったと思う。知れてよかった。 8人、杜甫を入れて9人か。 誰しも推しが見つかりそう。 私は張旭先生が好み。 魔法使いみたいでかっこいい。 推しを見つけて推しが好みそうなお酒を飲むって楽しみ方もこの本に関してはできそう。 2025/12/28
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