出版社内容情報
教養なき下ネタは去れ。令和に棹差す珠玉の金言集、完成。コーンフレークは性欲を抑えるために開発された? 「正常位」の名には人類史が宿っている? アリストテレス、ガンディー、フロイト、正岡子規、医学者、性科学者……先人たちの飽くなき探究と実験により得られた性科学的知見の数々。著者ならではの考察と多角的な視点から生まれた、下ネタの〈総合知〉と称すべき賢者の書。
内容説明
コーンフレークは性欲を抑えるために開発された? ホモ・サピエンスの陰茎に骨がない理由とは? 修道女の聖水から生まれた奇跡の薬とは? 究極の人類史が詰まった下ネタの「総合知」がここに―金科玉条の書、誕生。
目次
第1部 医学―医は仁術
第2部 秘部―秘すれば花なり
第3部 聖水―奇蹟の液体
第4部 房事―快楽の起源
第5部 公民―世を治め民を救う
第6部 技術―革新される性
第7部 交流―慇懃を通ずる
著者等紹介
堀元見[ホリモトケン]
1992年生まれ。北海道出身。慶應義塾大学理工学部卒。専攻は情報工学。作家とYouTuberのハイブリッドで、知的ふざけコンテンツを作り散らかしている。YouTubeチャンネル「ゆる言語学ラジオ」で聞き手を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
清掃員·D
5
頭良くなるのかな笑2025/05/18
瀕死の男
2
馬鹿馬鹿しさと知的な文章の調和が素晴らしい。2025/05/17
ユウ
1
「下ネタ」とは、近代が公/私の分離と共に抑圧し周縁化したリビドーの噴出に他ならない。それを思考のフックとして捉え直そうとする本書の試み自体は、既存の権威や建前へのラディカルな批評性を孕んでいる。 この手の言説が陥りがちなのは、サブカルチャー的な「ごっこ遊び」に終始し、結局は現状肯定のガス抜きとして機能してしまう罠だ。「頭が良くなる」などという安直な自己啓発的効能を謳う時点で、その欺瞞性は見え透いている。 真の知性は、こんな表層的な刺激に満足せず、社会構造の深層に潜む欺瞞と向き合うことでしか得られない。2025/05/26
まさき
1
もともとYouTubeチャンネルから著者のファンで、読了。くだらないけれど、性の歴史や科学を考証して集めた雑学の数々は、つい誰かに話したくなるような面白さで溢れていると思う。ライトな読み物としておすすめ。2025/05/22