出版社内容情報
平和の裏に隠された真実とは。謎が謎を呼ぶ、新次元の精霊ファンタジア!
少女ナオミは、風の精霊を統べる皇帝から「私の寵姫の座を狙ってみないか?」と突然誘われる。皇帝の後宮に
は皇后と愛妾(つま)がおり、彼の胸には皇后の瞳の色に似ている緑の宝石を選び抜いた首飾り「皇后の碧(み
どり)」が常に輝いていた。訝りながら己が選ばれた理由を探るうち、ナオミは後宮が大きな秘密を抱えている
ことに気づくが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユウハル
10
えー…もう…なに〜 すごく好き!! 最高のファンタジー。私の好きがいっぱい詰まってます!やだ、もう!サイコー!! 精霊たちが色鮮やかに私の脳内で再生される。 ファンタジーは世界観がスッと馴染むかどうかにかかっていると言っても過言ではないと思ってます。馴染むどころか最初から脳内再生がすごい! どっぷりと『皇后の碧』の世界に浸ることができました。面白かった!よかった! 女性(?)の描かれ方が素敵でかっこいい! イリス、フレイヤ、ティア、ナオミ四人とも素敵でした!2025/05/29
アイリーン子
6
5/29。子どもの頃火竜に村を襲われ両親を失った土の精霊のナオミは、風の精霊で鳥の一族の孔雀王に救われ鳥籠の宮の女官となった。成長したナオミは風の精霊を統べる蜻蛉帝シリウスに彼の後宮に入り寵姫の座を狙わないかと挑発のような誘いを受ける。孔雀王の思惑もあり後宮入りするナオミが直面した「巣の宮」の秘密とは──。古き良きコバルト文庫にありそうな後宮を舞台にしたファンタジー。謎ありアクションありシスターフッド(もちろん一筋縄ではない)ありで心躍らせながら読んだ。キレイに終わってるけど続編あればいいな。【プルーフ】2025/04/24
せら
2
初読みの作家さん。 ドラゴンに家族を殺された少女・ナオミが、蜻蛉帝、巣の宮に隠された謎を解き明かしていく。 壮大でとても煌びやか。 ただ、悪くはなかったけれど、すごく面白い、というところまでは私的には行かなかった。2025/04/24