出版社内容情報
平和の裏に隠された真実とは。謎が謎を呼ぶ、新次元の精霊ファンタジア!
少女ナオミは、風の精霊を統べる皇帝から「私の寵姫の座を狙ってみないか?」と突然誘われる。皇帝の後宮に
は皇后と愛妾(つま)がおり、彼の胸には皇后の瞳の色に似ている緑の宝石を選び抜いた首飾り「皇后の碧(み
どり)」が常に輝いていた。訝りながら己が選ばれた理由を探るうち、ナオミは後宮が大きな秘密を抱えている
ことに気づくが……。
内容説明
かつて火竜に家族を焼かれた少女ナオミは、風の精霊を統べる皇帝から「私の寵姫の座を狙ってみないか?」と突然誘われる。皇帝の後宮には風の精霊の皇后と、火の精霊と水の精霊の愛妾がすでにおり、彼の胸には皇后の瞳の色に似ている緑の宝石が連なる首飾り「皇后の碧」が常に輝いていた。高位の精霊である妻妾たちの棲む地に馴染めるよう、年老いた宦官長とまじないの修練を重ねつつ、己が選ばれた理由を解き明かそうとするうち、ナオミは後宮が大きな秘密を抱えていることに気づいてゆく。誰が味方で敵なのか、後宮は何を隠しているのか、そして「皇后の碧」が真に意味するところとは―
著者等紹介
阿部智里[アベチサト]
1991年、群馬県前橋市生まれ。早稲田大学文化構想学部在学中の2012年、『烏に単は似合わない』で松本清張賞を史上最年少で受賞。17年、早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。24年、デビュー作から続く和風大河ファンタジー「八咫烏」シリーズで第9回吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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