出版社内容情報
留学できる日本の高校を電話して探した16歳の日々から、現在の暮らしぶりまで。注目度急上昇中の34歳、素顔と謎に迫る本格自伝。
内容説明
日本が好き、和の美と心が好き。それが僕の原動力―。朝ドラで注目度急上昇!素顔全開のフォト&エッセイ!!
目次
第1章 日本を「好き」になった理由(僕が育ったスウェーデンの教育制度;日本語との出会い ほか)
第2章 冒険が始まった!(「チャット」でどんどん日本語をアウトプット;時差8時間の日本の高校に「留学」のお願い電話 ほか)
第3章 「庭師」という仕事との出会い(「もう一度、日本に行こう」;名古屋暮らしスタート ほか)
第4章 「日本人」として、日本を想う(とうとう日本人になる!;親方・加藤剛さんとの別れ ほか)
第5章 冒険は、続く(「好き」さえ見つかればどんなこともやっていける;入り口はいつも「わくわく」好奇心から ほか)
著者等紹介
村雨辰剛[ムラサメタツマサ]
1988年7月25日スウェーデン生まれ。幼い頃から日本に興味を持ち、日本語を勉強し始め、日本で日本人として暮らしたいという目標を持つ。高校卒業後、来日。語学講師として働き始め、23歳の時、さらに日本の伝統文化と関わる仕事がしたいと造園業に飛び込み、見習いから庭師となる。26歳の時に念願の帰化が実現し、日本国籍取得と村雨辰剛への改名を果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
初美マリン
114
自分の(好き)を叶えるためには自分でどんどん道を切り開いていく。日本が好きというのは、上部だけでないと感じられた。和服姿も素晴らしい。2022/09/14
Aya Murakami
89
他館図書館本。 名前をもらうシーン…。ふと昔読んだ石川直樹さんのいま生きているという冒険を思い出しました。相撲のしこ名を親方からもらうというのも初耳。名前には魂がやどるなんて言いますから夫婦別姓の話も含めて相手の名前を粗末に扱ってはいけない。 好きな歴史小説家は村雨退二郎という造園の親方さん。シブイ趣味ですね。なんだか気に入りました。図書館にも数点蔵書されているみたいなので機会があったら読んでみたい。2024/02/12
R
56
人生を冒険になぞらえることがあるが、ここに書かれていることがそれだった。日本の漫画に憧れて、日本に行ってみたいという気持ちに従って、高校時代に独力でホームステイを敢行したり、そのつてでなんとか日本で暮らしていけるようになったり、日本への憧れを具体化する庭師という仕事を見つけたりと、手段と目的が時折錯綜しているようだけど、自力で切り開いていく様がまさに冒険そのものだった。まだまだこれから、どんな人生を歩んでいくのか、俳優も経験しながら、次々チャレンジしていく生き方そのものが魅力的な人だった。2023/03/13
shio
38
読友さんのレビューで興味惹かれました!NHK筋肉体操や庭師をされているとは知ってましたが、朝ドラにも出演されてたんですね!今後もNHK大奥の青沼役、大河ドラマで三浦按針役として出られるとのこと、楽しみ🎶日本が好き!という気持ちひとつで日本語を習得し、高校生でホームステイ先も自分で探すなど真っ直ぐな心意気が素敵!庭師となられ、日本の夏の暑さにめげそうになりながらも親方に弟子入りし邁進されたお仕事ぶりを、もっと知りたかったです!スウェーデンの教育制度のお話など、終始興味深く拝読しました😊2023/08/31
瓔
37
元気を貰えた一冊でした。 日本人に帰化された、村雨辰剛さんの半生のエッセイ。 日本人になりたい!!と言う村雨さんの情熱に気持ちが熱くなりました。 日本に行くまでの行動力もですが、日本に来て庭師を志す一生懸命さ、ひたむきな姿勢に好感が持てました。 人を惹き付ける力というのは、そういった姿勢なのだと学びました。2023/07/25