出版社内容情報
戦後、日本に対し中国侵略を声高に批判している中国。しかし、一方で中国は現在、南シナ海を中心に海洋侵略を進めています。そもそも、中国共産党の歴史は、侵略の歴史でした。いまイスラム諸国の反発を招いているウイグル、そしてチベット、モンゴル。それだけでなくソ連やインドやベトナムとも懲罰という名の侵略戦争をしています。その中国の侵略の歴史を一冊にまとめた同名の別冊宝島の文庫化です。さらに、別冊にはない、最新の南沙諸島の現実を解説します。
内容説明
中国共産党は1949年に政権を獲得すると、外国への侵略を開始。まずはモンゴル、チベット、ウイグルと。すべてが独立した民族だったにもかかわらず、中国共産党は彼らを併合し、さらに、その地に漢民族を住ませ、先住民自体も消し去ろうとしている。そして、その手はベトナム、フィリピン、日本にも及んでいる。中国は戦前の日本の侵略を声高に騒ぐが、現在の侵略国家はどこなのか。その真実の歴史を紹介する。
目次
巻頭提言 黄文雄 これだけは知っておきたい中国侵略の構図 中国の常識は世界とは違う!
第1章 中国侵略の歴史1920年代~60年代 中国共産党の結党から珍宝島事件まで(1921年~ 侵略前史1 恐怖の政党結社、中国共産党の誕生;1927年~ 侵略前史2 「一村一焼一殺」共産党が国土を蝕む!;1930年~ 侵略前史3 粛清と謀略で権力の座を手にする毛沢東 ほか)
第2章 中国侵略の歴史1970年代~90年代 ベトナム懲罰戦争から香港返還まで(1974年 南シナ海を中国の内海に!!;1979年 中国が仕掛けたベトナムへの懲罰戦争;1988年 中国が軍事力で奪ったジョンソン南礁 ほか)
第3章 中国侵略の歴史2000年代~ 沖ノ鳥島干渉から南シナ海侵略まで(2004年~ 沖ノ鳥島に中国と韓国が言いがかり;2005年 (反国家分裂法)軍事力での恫喝を法律で規定!
2005年 沖縄は旧宗主国の中国に服属せよ? ほか)
著者等紹介
黄文雄[コウブンユウ]
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国之没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。1994年、巫永福文明評論賞、台湾ペンクラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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