出版社内容情報
縄文人たちの熱い心が甦る! 世界遺産登録を目指す青森県の縄文遺跡を巡り、遺物に込められた縄文人たちの声を聞く。全編撮下ろし。
美しき土器、不思議な土偶、奇妙な遺物……北の国に栄えた縄文の一大文化圏を歩く。三内丸山遺跡をはじめ、世界遺産を目指す青森県内各地の縄文の遺跡、博物館を訪ね、その多彩な遺物を撮り下しの写真で紹介。考古学の資料としてではなく、ひとつの土器、土偶、石器を作った人間の肌の温もりを、指先の感触を確かめながら、何千年も昔に生きた人間たちの生き様に想いを巡らす、時空を超えた旅へのいざない。
内容説明
三内丸山遺跡をはじめ、世界遺産登録を目指す青森県内各地の縄文遺跡、博物館を訪ね、その多彩な遺物の数々を特別撮影!考古学の資料としてではなく、ひとつの土器、土偶、石器を作った人間の肌のぬくもり、指先の感触を確かめながら、何千年も昔に生きた人々に想いを巡らす、時空を超えた旅への誘い。
目次
青森縄文王国への誘い
巻頭グラフ 縄文に触れる
土器でたどる一万年
縄文不思議図鑑
土面の風貌
土偶博覧会
至高の漆製品
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
31
読み友さんのご紹介です。学術書と違い、気軽に手に取れ、太古の時代に思いを馳せることができます。とってもおもしろいだけではなく、素人にもわかりやすい書き方です。「はじめに」にも書かれているけれど、写真の取り方が美術的。芸術作品だなと感じさせてくれます。この本は、どうやら電子書籍もあるらしく、そちらは違った工夫が施されているらしいので、手にしてみたいです。今度青森に行くときは、縄文文化触れてきたいと思います。2014/07/21
姉勤
29
観光のガイドブックとして、そして現地を巡ったあとの帰宅後の振り返りとして。カラー写真多数で青森県に多数ある、縄文遺跡&展示館、 遺物、発掘物の紹介。簡潔でかつ分かりやすい分、実物を見た時とのギャップにも驚かされる。万年単位で流れていた時間と、それを維持できた豊かさ穏やかさを偲ぶ。2020/07/24
豆ぽち
17
まえがき抜粋『「縄文時代」とか「縄文人」とひとくくりにしてしまうと、なんだか類型化され、データベース化された「過去の情報」になってしまうのですが、そうではなくて、ひとつの土器にはひとりの作り手が必ず存在して、別の土器には別の作り手がいたのだということを、強く感じました。』2017/12/03
紅咲文庫
8
序文にある「お伝えしたいのは”ものの力“」を楽しむことができた。1万5千年前まで遡れる縄文時代、1万3千年間を縄文時代として括っているけれど、その早期から晩期までそれぞれの時代の”もの“が出土されている。用途や作成意図はもしかして永久にわからないかもしれない、でも誰かが丁寧に真剣に作った結果は何千年と残るんだなぁ。青森県に行きたいなぁ。2020/11/16
chietaro
6
是川石器時代遺跡と三内丸山遺跡に行った後に読みました。土器や土偶に当時生きていた人々がどのような願いを込めていたのかと考えるだけでワクワクします。世界遺産登録前に書かれた本ですが、青森県の遺跡から出土したものをたくさん見ることができ、北東北のネットワークを感じることができました。次は小牧野遺跡に行きたいです。2023/08/12
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