最後の山

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最後の山

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103536925
  • NDC分類 292.58
  • Cコード C0095

出版社内容情報

8000m超の14座そのすべてに写真家として世界で初めて登頂した記録。23歳でエベレストを登頂して以来20年余。世界で最も高く危険な山々への挑戦はついに「最後の山」シシャパンマへ。人間を拒む「デスゾーン」でぼくが見たのは、偉大で過酷な自然の力と、我々はなぜ山に登るのかという問いへの答えだった――中判カメラを携え、人類の限界を超えようとする仲間たちと共に登った生の軌跡。


【目次】

内容説明

ぼくらはなぜあの山に命を賭して登るのか。生涯の友となった新世代のシェルパとの出会い、ヒマラヤの山岳史を覆した「真の頂上」問題、そして山頂直下で目撃した衝撃的な遭難―。世界には標高8000メートルを超える山が14座ある。その全てに写真家として史上初めて登頂した軌跡を綴る。

目次

第一章 新世代シェルパ ガッシャブルム2峰+ダウラギリ
第二章 間違ったルート カンチェンジュンガ
第三章 執念の山 K2+ブロードピーク
第四章 真の頂上とは マナスル
第五章 悲痛な報せ アンナプルナ
第六章 楽園と地獄 ナンガパルバット+ガッシャブルム1峰
第七章 白い闇 チョオユー
第八章 二つの雪崩 シシャパンマ
第九章 生還者
第十章 最後の山 シシャパンマふたたび

著者等紹介

石川直樹[イシカワナオキ]
1977年、東京生れ。写真家。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら作品を発表し続けている。2008年『NEW DIMENSION』、『POLAR』で日本写真協会賞新人賞、講談社出版文化賞写真賞を受賞、2011年『CORONA』で土門拳賞、2020年『EVEREST』、『まれびと』で日本写真協会賞作家賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

pohcho

67
登山はしないけど登山本を読むのが好き。石川さんの本は初めて読んだが、写真家だからか登山家というより旅人に近い印象。シェルパ達との交流やトイレ、食べものの話などどこか紀行文を読んでいるような面白さがあった。しかし、最後の山で悲劇が起きてびっくり(山の神は本当にいるのか・・)シェルパの遺族がつらすぎるけど石川さんは優しい人だなと。そして、あきらめずに再挑戦されたのはすごいこと。素晴らしい山岳ノンフィクション。文章もとてもよくて、他の著書も是非読んでみたい。2026/05/29

えんちゃん

65
世界で標高8000mを超える山は14座。写真家である著者が「自分が死ぬまで、暗闇を照らし続ける光源のような日々の記録であり、極地と人類の関わりの現在地」と記した14座登攀の記録。素晴らしい出会いと壮絶な悲劇を、冷静にかつ熱く綴った文章は、読み終えるのが勿体ないくらい良かったです。「妥協して生きる日常生活では決して触れることのない、最高密度の充実感に包まれる瞬間がある」「山への恐怖ではなく畏怖である」は、8000mを経験した者にしか口にすることができない言葉でしょう。重いです。素晴らしい一冊に出会えました。2026/03/02

NADIA

29
写真家である著者が8000m超えの14座に挑むノンフィクション。登山をしない私にとっては、チームを組んで協力しながら長期の計画に基づきながらも臨機応変に山に挑む方法は新鮮だ。そして同じ目的に向かう世界の登山家たち、それを支えるシェルパたちとの交流は胸アツ。だが、名前を挙げられた彼らが数年後に山での事故死・遭難死している割合が驚くほど高いことから、本当に危険で命がけだということがよく分かる。アメリカ人女性初の14座登頂を賭けて二人の女性登山家が競う気持ちは分かるが、やはり自然への畏敬を欠いた行為だと思うよ2026/06/14

拓郎

25
昔からすると8000m峰は随分登りやすくなったんでしょうが、それでもやっぱり色々大変なんですね。2026/03/01

tetsubun1000mg

23
「本の雑誌」が選ぶ2025年度ベスト10の第3位に選ばれていたので手に取った本。 初読みの作家さんだと思っていたら2018年に「極北」という北極探検記を読んでいた。 本業は写真家だそうですが、沢山の本を出されてます。 本作は世界の8,000m峰を14座全部登っているという稀な写真家というより登山家でもあるようだ。 登山のドキュメントも書かれているが、14座を登る間に出合った人々との付き合いから生まれえたドラマを描いている作品だと思えた。 エベレスト級の登山がいかに命がけなのか伝わります。 2025/12/31

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