移民・難民たちの新世界地図―ウクライナ発「地殻変動」一〇〇〇日の記録

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移民・難民たちの新世界地図―ウクライナ発「地殻変動」一〇〇〇日の記録

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103536529
  • NDC分類 334.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ヒト・モノ・カネ・情報の「新たな奔流」が世界を変えていく。衝撃のルポ。厳寒の森に「移民兵器」として放たれるクルド人家族、鉄の棺桶のような船で地中海に漕ぎ出すアフリカの人びと、徴兵を逃れて雪の山に消えるウクライナの青年たち……。秩序が崩れ落ちる欧州に出現した“パラレルワールド”を往還しながら、圧倒的な取材力で「新世界」のリアルを可視化する第一級の現場報告。

内容説明

新たな奔流が世界を変えていく。兵器にされた移民・難民、新たなルートに群がる密航ビジネス、真逆の情報に満ちた未承認国家…。第一級の現場報告。

目次

第1章 森に放たれた兵器たち―ポーランド、ベラルーシ国境
第2章 密航の海―イタリア、地中海リビア沖
第3章 脱出の足跡―オランダ、ドイツ、ポーランド、ウクライナ
第4章 死の通り―ウクライナ北部ブチャ
第5章 裏表の空間―モルドバ、ウクライナ
第6章 家の匂い―日本、オランダ、ドイツ、ポーランド、ウクライナ
第7章 鉄の船―イタリア、チュニジア
第8章 踏み絵の国―ジョージア
第9章 ジレンマの大陸―ドイツ、ポーランド、ウクライナ、ルーマニア

著者等紹介

村山祐介[ムラヤマユウスケ]
ジャーナリスト。1971年東京都生まれ。立教大学法学部卒。1995年に三菱商事、2001年に朝日新聞社に入社。ワシントン特派員としてアメリカ外交、ドバイ支局長として中東情勢を取材し、国内では政権や経済を主に担当した。2020年に退社してフリーに。2021年からオランダ・ハーグを拠点に国境を越える動きを追う「クロスボーダー」をテーマに取材し、マスメディアや自身のYouTubeチャンネル「クロスボーダーリポート」などで発信している。アメリカ大陸を舞台にした移民・難民を追った取材で2018年にATP賞テレビグランプリ・ドキュメンタリー部門奨励賞、2019年にボーン・上田記念国際記者賞、2021年にノンフィクション書籍『エクソダス アメリカ国境の狂気と祈り』(新潮社)で講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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どんぐり

74
米・メキシコ国境を目指す移民・難民をルポした『エクソダス』に続く第2弾。次なる場所は欧州。著者は日本のフリーランスとして活動するジャーナリスト。オランダに移住し、ウクライナ侵攻前後の2021年から2024年にかけて祖国を逃れて移民となる人びとを記録している。本書に登場するのは、観光ビザを得てベラルーシに入国しポーランドに密入国するアフリカ系移民、無政府状態のリビアでカモにされる密航希望者、チュニジアから薄い鉄板を溶接しただけの小さなボートでイタリアを目指す難民など、どれも退路を断って命がけで行う越境だ。→2025/05/21

kan

31
よくぞ現場に行って書いてくれた、伝えてくれてありがとう、と叫びたくなった。22年2月24日から変わってしまった世界の人・物・金の流れ、怒りの波、脱出の理由、逃亡ルート…。まさに地殻変動なのだと思う。前著「エクソダス」も衝撃だったが、本書もブチャの報告をはじめ、地中海の難民危機@ランペドゥーサ島など、言葉にならないほどの凄絶な現場を伝える。ウクライナとルーマニア国境のことやポーランドの反応は初めて知ることで、22年にウクライナから私のクラスに転校してきた生徒の避難ルートや残された父親を思い浮かべてしまった。2024/10/10

kuroma831

14
欧州に拠点を置くフリージャーナリストによる、移民・難民の押し寄せるヨーロッパのルポルタージュ。前作である中南米からアメリカに移民する旅路を追ったルポルタージュ『エクソダス』が非常に面白かったので、応援も兼ねて読了。非常に面白かったが、時系列的な取材が元ネタのため、前作よりテーマは散っているようにも思えた。しかし、ベラルーシからポーランド国境を渡ろうとして押し返される中東難民や、ウクライナ避難民、地中海を船で密航するアフリカの移民等、様々な移民・難民の姿と、それに対するEU諸国の姿が見えたのは面白かった。2024/08/10

MioCastello

8
『エクソダス』続編と言える作品。舞台は西欧、東欧、北アフリカに移る。ここでも移民問題の根っこは富める国々の身勝手な搾取が原因であることが良く分かる。 西側諸国は大上段から民主主義を押し付けようとするが本気でそう思っているかは甚だ疑問だ。 現にアラブの春以降北アフリカ諸国が真の民主国家となったという声は一向に聞かない。 移民供給側で永遠に続くかと思われる政情不安も、奴隷の様に都合よくポイ捨てできる安価な労働力を枯渇させないため、経済発展を意図的に阻害しているのではなかろうかと勘ぐってしまうほどだ。⇒続く2025/01/05

お抹茶

4
生粋のジャーナリストという取材魂。ウクライナの戦地や周辺諸国への移動状況,地中海での密航を取材する。ベラルーシとポーランドの間の森で,ベラルーシの観光ビザを持った難民が「移民兵器」としてポーランドに送られ,ポーランドによって跳ね返されるというピンポン状態に。ドネスク州では命の危険を覚悟で人々が帰ってくる。密航拠点のチュニジアでは,母国に希望がない人々が命懸けの密航を何度失敗してもチャンスを待っている。出国できず兵役を強要されるウクライナの「天井のない監獄」状態も取材。どこでも,暗躍する「旅行業者」がいる。2024/08/22

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