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内容説明
突然の活動停止から28年―。最後のマネージャーが初めて明かす、未だ沈黙を続ける「伝説の歌姫」の素顔。
目次
第1章 約束
第2章 舞台
第3章 光陰
第4章 断崖
第5章 終幕
第6章 永訣
第7章 交錯
第8章 憂愁
第9章 彷徨
第10章 十字架
著者等紹介
古賀慎一郎[コガシンイチロウ]
昭和42年、愛知県名古屋市生まれ。高校卒業後、東京キッドブラザースを経て、俳優・京本政樹の付き人を1年間務める。平成3年、ちあきなおみ個人事務所「セガワ事務所」にマネージャーとして入社し、8年間を過ごす。現在は郷里へ戻り、サービス業に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄之助
292
最愛の夫でありプロデューサーでもあった郷鍈治が亡くなって、”引退宣言”もなくぷっつりと歌を絶った ちあきなおみ。その理由を、最後のマネージャーだった著者が初めて語った。「郷さんを死なせてしまったのは私なんです。私が殺したんです」と、自責の念という十字架を背負ったちあき。でも、イマイチ釈然としない。しかし、彼でなければ書けない事実も多々あって、満足の読後感。よくマスコミで言われていた、「私も一緒に焼いて!」という桐ケ谷斎場での叫びは、なかった、とはっきり否定していたのはうなずける。2022/09/22
fwhd8325
54
「喝采」がレコード大賞を受賞したときの姿が今でも記憶に残っています。著書にも書かれているように、結婚を境にして、業界から干されていた印象がありますが、独自の世界観を作り、今でも愛される歌手としての存在感は素晴らしいの一言です。先日放送されたBSの特集でもあらためてすごい歌手であることを突きつけられたようです。復帰を望まれながら、叶わないのは残念ですが、一人の女性として、歌手として、信念を面いている姿を受け入れなければいけないのでしょう。2020/10/18
竹園和明
40
突如彼女に興味を持ったのは、友川かずきの「夜へ急ぐ人」という凄い曲を完璧以上に歌いこなしている映像を見たからだ。そして、ライブではよくジャニス・ジョプリンの曲を絶叫していたと聞いて俄然彼女のことを知りたくなった。夫でマネージャーの郷鍈治氏との二人三脚時代、癌を患った最愛の夫を献身的に看病した日々、夫の没後、一切の芸能活動を断った理由…等が、ちあきのマネージャーだった著者によって明かされる。苦難を乗り越え結婚した背景もあり、“夫の死=歌い手としての自分の死”と結論づけたものと私は思う。天才歌手らしい結末だ。2020/11/22
さくらっこ
26
♪いつものように幕が開き…今の若い人でもコロッケさんの物真似でちあきさんを知っていることだろう。リアルタイムで覚えている私は、同時期にレコ大を競った小柳ルミ子さんと比べてしまうが、したたかなルミ子さんと対照的にちあきさんは純粋で裏表のない人という印象を持っていた。この本でも、8年間マネージャーを務めた著者がちあきさんの実直な人柄がを述べている。とにかくちあきさんは亡夫の郷さんを愛していた。その一途さゆえに芸能界復帰を遂げられないようだが、70歳を過ぎた今彼女がどんな歌唱をするのか是非聞いてみたい。2022/03/21
tetsubun1000mg
22
私の記憶では、まだ国民的行事だった「レコード大賞」で森進一が大本命だったが、ちあきなおみが「喝采」で大賞を受賞して驚いたことを覚えている。夫でマネージャーだった郷氏が亡くなって一切の芸能活動を断ちまったく表舞台に立たなくなった。 付き人兼マネージャーとして仕えた古賀氏が当時の事や、ちあきなおみさんの天才歌手としての仕事をこの世に残しおきたかったのだろう。 彼女の現場や舞台裏の様子がリアル。 特に舞台のリハーサルでマイク無しの生声で歌ったら、現場のスタッフが感動で涙を流していたエピソードは素晴らしかった。2021/03/07
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