内容説明
ジャズがほんとうに好きな二人がつくったとっておきのジャズ・ブック。マイルズ、パーカー、エリントン…和田誠が描く26人のミュージシャンの肖像に村上春樹が愛情に満ちたエッセイを添える―ジャズへの熱い想いあふれる一冊。
目次
チェット・ベイカー
ベニー・グッドマン
チャーリー・パーカー
ファッツ・ウォーラー
アート・ブレイキー
スタン・ゲッツ
ビリー・ホリデイ
キャブ・キャロウェイ
チャールズ・ミンガス
ジャック・ティーガーデン〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
momogaga
70
図書館本。村上春樹さんのジャズ愛が溢れています。村上さんが描く人物評は今回??が多かったです。おたのしみはこれからだ。2018/05/05
marco
62
クラシックを語るときもそうなのだけれど、村上春樹さんが好きなものについて書いたエッセイを読むと、どうしてもそのモノを体験したくなる。それにしても音楽について書くときの、村上さんの比喩の巧みなこと! 名人芸です(笑)。2015/01/13
しゅう
46
スタン・ゲッツのストーリーヴィルVOL.1&2をBGMに読んだ。和田誠の26枚のイラストに村上春樹が文章を付けたそう。26作どれも熱の入れようは半端なかったが、とりわけチェット・ベイカー、スタン・ゲッツ、ビル・エヴァンス、マイルス・デイヴィス、セロニアス・モンクの5人に関しては真剣度が増していた。きっと思い入れが強いミュージシャンたちなんだろう。印象に残ったのはキャノンボール・アダレイの章で書かれた「真に優れた音楽とは(中略)、詰まるところ、死の具現なのだ。」という箇所。春樹氏の音楽観が垣間見える。2025/03/04
kinkin
39
図書館本。和田誠さんのシンプルで素敵な似顔絵が楽しめる。この本では有名なジャズミューズシャンが代表するアルバムと共に村上春樹氏によるエッセイが紹介されている。私の好きな、ブレーキー、ミンガス、マイルス、ドルフィーが載っているので嬉しい。彼らより少し昔のパーカー、エリントン、ナット・キング・コール他。ビル・エバンスのピアノを聴きながら読んだ。2014/09/13
再び読書
37
和田誠のイラストと村上春樹の分がジャズへの思いわ巡らせる本。ジャズとはぼくにとっては敷居の高いジャンルだった。モダンジャズのブラシを使った、ナイトクラブのムーディーなイメージから、思春期はロックのようにレコード?を買うたいしょうでは無かった。大学の頃、友人にコルトレーンを聞かされ、イメージが激変した。中上健次氏の「破壊せよ、とアイラーは言った」にも影響され、アイラー、ドルフィーも聞き、ロックと共通する情熱を感じた。また精緻な神経質なビル・エバンスにも魅せられた。村上氏のジャズに対する知識、記憶力に驚く!2018/05/05
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