出版社内容情報
母85歳に認知症診断、父93歳が初の家事に挑む!映像作家の娘が撮り続けた老老介護の日常には、ほっこりする愛と絆が溢れていた。
内容説明
母85歳に認知症診断!父93歳が初の家事に挑む!?「心配せんでもええ。あんたはあんたの仕事をした方がええわい」―両親からの気丈な言葉に背中を押されても、離れて暮らすことに良心の呵責を抱く映像作家の娘。彼女が時に涙で撮り続けた親の「老い」の克明な記録、目を逸らさず見守った切実な胸中、超高齢夫婦の介護の日々に溢れていた愛と絆…。同名ドキュメンタリー映画の監督兼撮影の著者が認知症介護に直面した家族のリアルを綴る!
目次
お母さんは、認知症になったんかもしれん…
「お母さんがおかしゅうなったけん、撮らんようになったん?」
私が帰ってきた方がええかね?
「詐欺グループの名簿に、お母さんの名前が載っていました」
「人に迷惑をかけない年寄りになりたいです」
「わしにも男の美学があるんじゃ」
「あんたはあんたの仕事をした方がええわい」
「どうしてかね、大事なときに。せっかくあんたが帰ってきとるのにね」
「この老夫婦は誰ですか?」
「あんたの仕事じゃけん、わしらは何でも協力するよ」
「これは、乳にするぶん」
「カメラマンか何か知らんが、知らんヤツをこの家に入れるなよ」
「私たちにつないでいただければ、あとは何としてでも入っていきます」
「介護はプロとシェアしなさい」
「母の認知症は、神様の親切かも」と思うに至った私
「おまえは感謝の心を忘れたんか!」
著者等紹介
信友直子[ノブトモナオコ]
1961年広島県呉市生まれ。東京大学文学部卒。森永製菓入社後、「グリコ森永事件」当時に広告部社員として取材を受けたことがきっかけで、映像制作に興味を持ち転職。制作プロダクションを経て現在はフリー。主にフジテレビでドキュメンタリー番組を手がける。「仕事が恋人」を公言し独身。2005年子宮筋腫により子宮摘出手術、2006年インド旅行中に列車事故で重傷、2007年乳がんを発症など波乱の人生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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