恐竜まみれ―発掘現場は今日も命がけ

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  • サイズ 46判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103525912
  • NDC分類 457.87
  • Cコード C0045

内容説明

ファルコン・アイ(ハヤブサの眼)の異名を持つ恐竜学者の砂まみれ、汗だらけ、命がけの日常業務!!

目次

第1章 恐竜学者と「化石コレクター」のはざまで
第2章 あれほど欲しかった化石が、いまは憎い
第3章 大発見は最終日の夕方に起きる
第4章 恐竜化石を「殺す」のは誰か
第5章 探検家ではなかったはずだが
第6章 世界遺産バッドランドへ乗り込む
第7章 危うく「ネイチャー」誌の掲載を断りかける
第8章 ついに出た、日本初の全身骨格
第9章 恐竜界50年の謎“恐ろしい腕”の正体は
第10章 「命を預けて」でも行きたい極地

著者等紹介

小林快次[コバヤシヨシツグ]
1971年福井県生まれ。北海道大学総合博物館教授、同館副館長。ゴビ砂漠やアラスカなど、北環太平洋地域にわたる発掘調査に出ながら、恐竜の分類や生理・生態の研究を行う。専門は獣脚類恐竜のオルニトミモサウルス類。95年、米国ワイオミング大学地質学地球物理学科卒業。2004年、同サザンメソジスト大学地球科学科で博士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

104
恐竜のことは全然わからない。NHKの子供ラジオ相談を聞いていると小学生が恐竜の名前や特徴をペラペラtp話すのに驚かされる。それだけ恐竜は任意があるのだろう。読んで感じたのは、恐竜化石発掘というのは一種の土木作業なんだなあ。アラスカのグリズリーが現れる場所や砂漠のど真ん中で土まみれになって化石を発掘する。本当に心底好きでないと出来ないものだ。ただ化石の盗掘や闇での売買など問題点についても著者は言及していた。図書館本2023/01/13

seacalf

98
リアルな発掘現場の種々雑多なエピソードが読みやすく語られていて、これは弥が上にもテンションが上がる。現地スタッフの知恵を借りて、時に相撲を取りながら、『ファルコン・アイ』の異名に恥じぬエクスプローラーっぷり。僻地での調査やグリズリーと遭遇など、まさに命懸けのフィールドワーク。熱いサイエンス魂と魅せられたものに真っ直ぐな姿勢は清々しく、羨ましい。本編でたっぷり語られているむかわ竜と謎の恐竜デイノケイルスが職場から目と鼻の先の科学博物館に来てたのね、見たかったなあ!作者の今後の活躍を見逃さないようにしないと。2020/07/21

ばたやん@かみがた

86
北大に籍を置き一年の三分の一を海外の化石発掘現場で働く恐竜学者の奮闘記。グリズリーの襲来に怯え突然の豪雨とも戦わなければいけない過酷な環境でも化石発掘に挑む魅力を語ります。卵の化石を一つだけ持ち帰って師からお目玉を食らった話(周辺情報が失われるから)、現場での化石の同定には見た記憶だけではなく触覚によるそれも重要だ、等の現場ならではの話も面白い。金銭または興味本位でする盗掘が如何に科学としての発掘を妨げ、貴重な発見を台無しにしている指摘は耳を傾けるべきでしょう。(続)2020/01/04

トムトム

83
わくわく恐竜ランド!地道に発掘して仮説を立てて証拠を集めて、発表したら大発見だった!興奮します。クレイジージャーニー、復活してくれないかしら?化石は人類の財産。ただの好奇心で収集するものではない。かといって、一般の人達の発見が貴重な物だったりもするから規制は難しい。少なくとも、金儲けの道具にはしてもらいたくないわねぇ。2020/12/30

けんとまん1007

81
恐竜まみれというタイトルが秀逸。まさに、タイトルどおりの生き様。ページをめくる手が止まらないのは、そうそうない。全人的な体力がいるなあ~と思う。身体的体力、学術的知見の体力、興味を持ち続ける体力、そして感性をフル稼働する体力。分野は異なっても、目標にしたい!2022/08/14

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