内容説明
『7つの習慣』を補完する生産性向上の書。卓越した成果を上げる5つの選択。
目次
第1部 意思決定の管理(第1の選択 重要軸で行動し、緊急軸に流されない;第2の選択 平凡に満足せず、卓越を目指す)
第2部 集中力の管理(第3の選択 小さな石に飛びつかず、大きな石をスケジュールする;第4の選択 テクノロジーに使われることなく、テクノロジーを支配する)
第3部 エネルギーの管理(第5の選択 燃え尽きることなく、燃え上がる)
第4部 Q2リーダーになる(リーダーとしてできること;あなたの組織にQ2カルチャーを醸成する;付録A:電子メール利用指針―主要な二五項目;付録B:主要なモデル)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
麒麟の翼
4
「実行の4つの規律(4DX)」からの「5つの選択」を再読。4DXを定着するためには、生産性の向上が必要であり、本書は「時間管理マトリックス」を軸に「リーダーの仕事」「集中力の管理」など、卓越した生産性を実現するための方法を指南してくれる。日々、第1領域(重要で緊急な事柄)の業務に追われるが、第2領域(重要性は高いが緊急性は低い事柄)に時間をかける事により、結果として大きなリターンが得られることを改めて認識したのでチームの仕事を再確認したい。リーダーについては、「ポジションではない、選択なのだ」が印象的。2023/02/07
おかぴー
4
7つ習慣のタイムマネジメントに関する箇所をより深く分かりやすく補完してくれる本。仕事で忙殺されていて、どうにか自分の時間を作りたくて手に取った。自分にとって大切な役割を主軸にスケジュールを立てる方法や膨大な情報量があるメール、SNSとの付き合い方は目から鱗だった。 「脳のパワーを生かすには、方向性とビジョンが必要です。要するに、青写真がなければならないのです。」本書110ページ2016/01/04
麒麟の翼
2
卓越した生産性を実現するためのステップとしての“5つの選択”が分かり易く解説された行動の指南書。 冒頭のキヴァの生活のように「自分は毎日忙しいんだ」と言って自動操縦のように何も考えずに行動し、その状態に満足している人は多いと思う。 5つの選択は、1つ目の選択の『重要軸で行動する/緊急軸に流されない』が最も重要であり、「時間管理マトリックス」のQ2(第2領域/卓越した生産性)に留まり、“時間+エネルギー=スーパーリターン”が得られたかを振り返る事が大切だと感じた。 マトリックスを手許におき、実践に努めたい。2020/12/09
Shotaro
2
『7つの習慣』では最優先事項を優先することの重要性が示されている。しかし、次々と緊急タスクが生じ、様々なテクノロジーによって集中力も妨げられやすい日常生活においてそれを実現するのは難しい。本書は、『7つの習慣』の考え方を下敷きにかなり具体的なタイムマネジメント方法を説明している。「小さな石に飛びつかず、大きな石をスケジュールする」は早速実行している。また、集中力を一日中維持するためにはエネルギー補給が重要という考え方はタイムマネジメントに悩む僕にとって一つの解答となった。2016/10/22
おかぴー
2
再読。自分の人生における役割を整理することが大切。そのためには、まず役割に自分の目的と情熱を込めた名前をつける。僕は、自分の仕事をリフォームの営業→リフォームアーティストとするとワクワクした。その上で実現したいことと行動を1日単位まで落とし込み実践。楽しみながらやってみよ。「毎日をどのように過ごすかということは、言うまでもなく人生をどのように生きるかということである」Byアニーディラード(作家)2016/06/07