アラフォー・クライシス―「不遇の世代」に迫る危機

電子版価格
¥1,540
  • 電子版あり

アラフォー・クライシス―「不遇の世代」に迫る危機

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 46判/ページ数 235p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103523512
  • NDC分類 361.64
  • Cコード C0095

出版社内容情報

給料が増えない、昇進できない、結婚する余裕もない。今35歳から44歳の「就職氷河期世代」が、努力しても報われない現実を追う!

内容説明

見過ごされてきた「アラフォー世代」の苦境と、現実の危機!

目次

第1章 不遇の連鎖から抜け出せない―アラフォー・クライシス仕事編(衝撃…!給与に“世代間格差”が発覚!?;報告書『新たな就職氷河期世代を生まないために』 ほか)
第2章 経済力のある女性と結婚したい―アラフォー・クライシス結婚編(“流されていればどうにかなる”時代の終焉;「婚活」生みの親が語る“想定外” ほか)
第3章 他人事ではない「7040問題」―アラフォー・クライシス家族編(介護・きょうだい)(“自立しない息子”が不満で刺してしまった父親;アラフォー未婚者で増える「親と同居」 ほか)
第4章 「何の対策もしなかった社会を恨みます」―アラフォー・クライシス反響編(番組宛てに寄せられたアラフォー世代からの声;忘れられない手紙「情けないですが、『誰か助けてほしい』」)
第5章 「希望」は“与えられるもの”ではなく“作るもの”―アラフォー・クライシス救済・対策編(アラフォー世代は生涯“貧困”が宿命づけられている;第3次ベビーブームを起こせなかった ほか)

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

44
社会に出るとき非正規雇用にならざるを得なかった氷河期世代が、今40歳前後になっても貧困の不安から逃れられない現状クロ現取材班がルポ。その前の「流されてればどうにかなった世代」とその後の不景気に慣れてて共働きが当然の世代との合間の不遇さ、特に取材された女性たちは、結婚して子供できたら家庭に入る価値観が現実と合わなくなっていく状況に本人も親も周りも気付かなかった不遇がひしひしと。2019/04/01

よっち

42
NHKクローズアップ現代+「アラフォークライシス」取材班が氷河期世代の実態を仕事・結婚・介護など様々な角度から当事者たちへの取材を行い明らかにした一冊。就職期に大きな時代の変化や不況に直面し、当時の時代の意識と社会の現実が大きくかけ離れていた状況に初めてさらされた世代。当事者たちの声は他人事ではなくて、根深く自己責任というほど単純なものでもなくて、様々なリスクを内包する状況をこれからどうすべきか、様々な取り組んでいる事例も紹介されていましたが「受援力」「防貧」という意識も重要なことなのかもしれないですね。2019/04/14

壱萬参仟縁

38
危機的な世代のやや前の世代になる小生ではあるが、70年代生まれであるので、それほど大差ない。挑戦を許さない、失敗に自己責任を言うだけの、堅苦しい日本社会の典型がアラフォー問題と思われた。2018年に40歳ではなく、46歳であった私は、まだ派遣切りには遭っていない(45頁の図式)。だが、水月昭道氏の光文社新書などを想起しても、高学歴ワープア問題の当事者であり続けている。今は、個人事業主、派遣社員、どっちやねん? のグレーな身分であるが。改めて竹中平蔵は許せない。 2019/07/14

hatayan

37
‘74年から’83年生まれ、現在壮年期を迎えるアラフォー世代に迫る危機を当事者へのインタビューを交えながら解説。 就職氷河期に直面したアラフォー世代は他の世代に比べると月収が低く、結婚や子育てに困難が伴う。自己肯定感に乏しく、失敗を自己責任に帰す傾向が強い。そのため支援を受けられずに孤立、近い将来社会保障費を押し上げる可能性がある。 誰が社会からこぼれ落ちるか予想することなどできない。偶然が積み重なって不運を背負ったアラフォー世代は、後の世代に働き方改革につながる貴重な教訓を残したとさえ言えるのです。2019/04/08

34
1999年~2000年にかけて就職活動した、超氷河期世代です。20代前半だった当時は、自分たちがそんな不遇の世代だという自覚もあまりなかったし、それがどういうことを意味するのかも分かっていませんでした。理由も分からずただただ、就職先がなくて右往左往していた記憶があります。近年この世代が注目されるようになり、やっとそういうことだったのかと腑に落ちた気がします。2019/06/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13504206
  • ご注意事項

最近チェックした商品