北朝鮮 核の資金源―「国連捜査」秘録

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北朝鮮 核の資金源―「国連捜査」秘録

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  • サイズ B6判/ページ数 464p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103514114
  • NDC分類 319.21
  • Cコード C0095

出版社内容情報

国連制裁を受けながら、なぜ核とミサイルを開発し続けられるのか。世界中に根を張る非合法組織と対峙し続けた著者による衝撃の告発。

内容説明

なぜ北朝鮮は、「最強の制裁」を何度も受けながら、強力な核兵器や米国にまで届く弾道ミサイルを開発できたのか。国連制裁の最前線で監視を続けた日本人が、驚愕の実例とともに解き明かす。初めて明かされる非合法ネットワークの全貌。国連制裁の最前線で捜査にあたった著者が北朝鮮の急所を抉り出す。

目次

新橋にいたエージェント
北のフロント企業を炙り出せ
懲りない中国
台湾というブラックホール
「抜け穴」は霞が関でつくられる
化学兵器はシリアを目指す
中東・アフリカを席巻する「旧式兵器」
スカッド・ミサイルを解体せよ
盗まれるマザーマシン
核とミサイル「最新技術」の情報源〔ほか〕

著者等紹介

古川勝久[フルカワカツヒサ]
国連安保理北朝鮮制裁委員会専門家パネル元委員(2011.10‐2016.4)。1966年シンガポール生まれ。90年慶應義塾大学経済学部卒業。日本鋼管株式会社勤務後、93年より平成維新の会事務局スタッフとして勤務。98年米国ハーバード大学ケネディ政治行政大学院(国際関係論・安全保障政策)にて修士号取得、98年より米国アメリカンエンタープライズ研究所アジア研究部勤務。1999年読売論壇新人賞優秀賞受賞。2000年より米国外交問題評議会アジア安全保障部研究員、01年よりモントレー国際問題研究所研究員を経て2004年から11年まで科学技術振興機構社会技術研究開発センター主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

143
謎の国 北朝鮮に関するスクープ・ノンフィクションである。度重なる制裁決議にも関わらず、 なぜ北朝鮮は 核兵器や 弾道ミサイルの 開発を進めることができるのか? そもそも 北朝鮮への制裁は どうなっているのか?国連の 制裁委員会パネル委員だった著者が 抉り出す事実は とても怖い。 丹念な取材の結果 浮かび上がった真実は 呆れるほど グローバルで 茫然とする、そんな内容だった。2019/09/27

hatayan

40
国連で北朝鮮の経済制裁の実務に携わった著者が捜査の内幕を記録。 北朝鮮は孤立などしておらず、アフリカや中東に兵器を輸出して外貨さえ獲得。中国・ロシアは北朝鮮に同情的で、核開発の物資が複数の国を跨いで名義を変えて巧妙に取引されていること、北朝鮮の学生が中国の大学で軍事転用が可能な科学技術を堂々と研究していることなどから、経済制裁に実効性はなく「底が抜けたバケツ」とさえ言います。 国連の内部でも足並みが揃わないことに歯がゆさを感じつつ、著者は「歩みの遅さが問題ではなく、歩みを止めることが問題」と諦めません。2019/12/09

James Hayashi

30
国連関連職員(コンサルタント)で北朝鮮制裁専門家パネル、17年著。第17回新潮ドキュメント賞受賞作。06年から国連安保理で北朝鮮に対する制裁を決議した後、なぜICBMを開発できたか?ザルのような穴だらけの国連制裁。ミャンマー、シリア、アフリカ諸国など北朝鮮と国交を有する国は160ヵ国に及ぶ。国連安保理の制裁決議は粛々と実行されるべきであったが、そう簡単ではない。北朝鮮との直接貿易だけを取り締まろうが、仲介業者(フロント企業)を交えた抜け穴がある。日本も国内法の整備不足である2020/03/14

Miyoshi Hirotaka

26
組織化された多勢の悪役に対し、無勢の正義役がゲリラ戦をを挑むのがアニメや映画の定番。宇宙戦艦ヤマト、スター・ウォーズ、ふしぎの海のナディアがその例。一方、現実の国際社会は真逆。国連は国益追及の場所で、敵の敵は味方という論理や関係なければ無関心という不作為がまかり通る。国際的合意でも協力しない言い訳や実行しない理由は山ほど作りだせる。これらが制裁を無力化し、弱小の悪に有利に働く。北朝鮮が制裁を科されながらも着々と核開発を続けられたのはこのため。最後にモノを言うのは自分の国は自分で守るという気概でしかない。2019/06/16

きょちょ

25
新潮ドキュメント賞受賞作。 北朝鮮は、軍事ビジネスで核開発の資金源を獲得している。 国連で制裁決議をしても、それは穴だらけ。 その国連で制裁の基となる証拠集めのような仕事をしていた著者。 穴だらけでむなしいことも多々あるだろうが、やっぱりこういった仕事も必要なのだろう。 ただ、自慢もしたいだろうけれど、細かく1つ1つ事例の話をされても、読む私はしんどい。 ★  2020/01/02

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