東條英機暗殺の夏 〈上〉

東條英機暗殺の夏 〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 289p
  • 商品コード 9784103514015
  • NDC分類 916
  • Cコード C0021

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

17
本書ではじめて知りましたが、史実として東條英機の暗殺計画はありました。東條は、当時、総理大臣兼陸軍大臣兼軍需大臣兼陸軍参謀総長でした。周知の通り、東條は戦後の極東国際軍事裁判で死刑判決を受け、巣鴨プリズンで絞首刑に処されます。とすると、東條の暗殺計画は成功しなかったということになります。その経緯を、昭和19年6月2日から連日の動静を日記のように追います。真実は細部に宿るといいますが、細かいエピソードの集積が、当時の軍人(政治家)が何を考えていたのかを自ずと浮かび上がらせます。2018/02/21

しお

2
著者の縁者からの紹介があって読みました。太平洋戦争さなかの昭和19年から20年にかけて、実際に計画されたとされる東條英機暗殺計画を取り上げた歴史小説。海軍幹部視点で書かれる作品。個人的には、結果として太平洋戦争開戦を不可避に追い込んだ近衛と細川護貞が、自らを棚に上げて現政権の足を引っ張る傍観的で無責任な言動を繰り返す姿が嫌になる。登場人物らの226事件への恐怖が描かれているのも面白い。司馬遼太郎や森鴎外の歴史小説に引けを取らない印象で、もっと読まれてもおかしくない内容だった。2023/08/25

長尾

1
上下巻読了。 サイパン陥落から東條内閣総辞職までを描いた政治闘争。 ごちゃごちゃしているのかと思いましたが文体があっていたのかすんなり読み込めました。 2018/03/14

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