ざんねんなスパイ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103398721
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

わたしはとっておきのエリートスパイ。だが、暗殺相手の市長と友達になってしまい……。おかしみと音楽に溢れた新世代ユーモア小説。奇妙奇天烈、摩訶不思議。一度ハマれば抜け出せない、ユーモア・ニューワールドへようこそ! わたしはニホーン国のエリートスパイ。だが、どこでしくじったのだろう。市長を暗殺しにこの街へやってきたのに、そのかれと友だちになってしまった……。キリストを名乗る突然の来訪者、年寄りの賢いロバ、泥棒稼業を営む隣家のマダムに、巨大化したリス。妙ちきりんで癖になる人(動)物たちが次々に織り成す、一大狂騒曲。

一條 次郎[イチジョウ ジロウ]
著・文・その他

内容説明

73歳にして初任務のエリートスパイ(?)が巻き起こす、へんてこで妙ちきりんな大騒動。一度ハマれば抜け出せない、ユーモア・ニューワールドへようこそ!

著者等紹介

一條次郎[イチジョウジロウ]
1974年2月生まれ。山形大学人文学部卒業。2015年、『レプリカたちの夜』で第2回新潮ミステリー大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

71
伊坂幸太郎オシの作家。デビュー作が面白かったので2作目も購入。タイトルそのまま、ざんねんなスパイの話。73歳にして最初で最後の市長暗殺の任務を受けためちゃくちゃ人の良いスパイ。シュールなコメディ映画を観てるようで1作目よりも面白かった。スパイといっても73歳だから…早く走れないし、記憶も曖昧で、スパイとしてやってはいけない事ばかりやらかしてしまう。哀愁漂うラストも良かった。772020/03/30

NAO

69
伊坂幸太郎絶賛ながら、主人公のあまりの残念っぷりに読者の評価はかなり低いようだ。この作品は「くだらない」と思う人と、「シュールで面白い」と感じる人とで、好き嫌いがはっきりと分かれると思う。そもそも73歳まで温存されていて一度も実戦経験のないスパイという設定そのものが、かなり風刺が効いている。その彼がまともなスパイであるわけがない。伊坂作品と似ているという人もいるようだが、私は、伊坂幸太郎より筒井康隆に似ているのではないかと思い、筒井康隆をライトにした、という印象を受けた。ただ、頭が固くなってきているのか⇒2019/01/23

Willie the Wildcat

66
伊坂幸太郎氏の書評を踏まえて、手に取った一冊。数えきれないツッコミどころを、敢えて全面に押し出したかのような”大胆な”スパイ物。リスとロバが要所を押さえ、たどり着く落ち着き先。かなり強引に、真っ当なテーマを考えてみると、唯一頭に浮かぶのが「帰属意識」。ネーミングも、シニカルな気がしてならない。まともに読むのが難しいナンセンスな展開だが、市長と踊り狂う場面は、その情景が頭に浮かび思わず笑った。2019/03/15

さっこ

59
とても不思議な世界観。諜報機関の清掃員として働く73歳の主人公。本人いわく頭脳明晰エリート中のエリートスパイ。73歳にして初任務は市長暗殺。シュールな笑いで前半は楽しめましたがドタバタ感が少し疲れてしまいました。2019/12/23

夜長月🌙

58
主人公は国家組織のスパイ。今回の使命は政治家の暗殺。しかしスパイ小説ではありません。読んだ人ならわかると思いますが一言で表すとキレキレダンスのインド映画。シリアス風ユーモア小説かな。2023/07/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13048661
  • ご注意事項