国道者

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国道者

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784103397311
  • NDC分類 685.21
  • Cコード C0095

出版社内容情報

表情あり、歴史あり、吉凶の運命あり。廃道、酷道、登山道、階段、海に消える国道、国道になれない県道などなど訪ねて極める道紀行。

表情あり、歴史あり、吉凶の運命あり。訪ねて極める、楽しい「道紀行」。人は道なしには生きていけない。しかしふだん、その存在を意識することはほとんどない。人の道同様、道にも様々な道がある。廃道、酷道、登山道、階段、海に消える国道などなど。国が定めた「国道」でさえ、目を疑うような末路を辿る道もある。マニアを自認する筆者が日本の道の実態を浮き彫りにする「国道ノンフィクション」。

内容説明

酷道、変道、廃道、珍道…。徒歩でしか通れない階段国道から通いなれた道路の意外なエピソードまで道路を巡る謎解きの旅へようこそ―

目次

国道333号 網走監獄のルーツとなった道―北海道
国道339号 竜飛崎に全国唯一の階段国道―青森県
国道458号 デコボコ道で昭和を体感―山形県
国道289号 秘湯にあった国道だけど登山道―福島県
国道349号 阿武隈高地の隘路―福島県
国道6号 「ある町の」海の国道―茨城県
国道401号 永遠の開かずの国道―福島県・群馬県
県道162号 わずか7メートルの最短県道―長野県
県道14号 国道になれなかった道―茨城県
県道9号 四県を跨ぐ県道―栃木県・群馬県・埼玉県・茨城県〔ほか〕

著者等紹介

佐藤健太郎[サトウケンタロウ]
1970年、兵庫県生まれ。東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了。医薬品メーカーの研究職、東京大学大学院理学系研究科広報担当特任助教等を経て、現在はサイエンスライター。2010年、『医薬品クライシス』(新潮新書)で科学ジャーナリスト賞。2011年、化学コミュニケーション賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

242
タイトルに惹かれて一気読み。「かぶきもの」の向こうを張った「国道者」は確かにいる、と確信した。鉄道オタクほどメジャーでないが、国道オタクの著者がこだわった、トリビア的「国道あるある」や国道の不思議が大集合。青森・竜飛崎の「階段国道」は知っていたが、福島の秘湯にある「登山道」が国道だったり、「イチコク」が国道2号で「ニコク」が43号だったり…、ややこしいが面白い。よく調べ、よく歩いて、よく集めたものだと感心。政治家の利益誘導の側面もしっかりとらえ、「角栄伝説」や「金丸道路」など読みごたえも十分。2020/07/22

あじ

45
【前置き、本書は小説ではありません】18年間に渡り国道ばかりを、32万キロ走行してきた男性の記録です。目白の自宅から地元新潟まで一直線の国道を敷いた田中角栄のこと、囚人を酷使し整備した国道など、政治家の癒着とその土地にまつわる話を交えて紹介しています。これを国道と呼ぶのか?という“酷道”もあるある。一つ言えるのは日本の地形的弱点を「道路」が克服してきたということ(地方の潤い)。その押しの手が現在も効くとは、一概には言えなくなってきましたが…。★3/52017/02/05

おかむら

43
国道エッセイ。正直道路のことなんてまるきり興味ないけど意外にも面白いじゃないの! 政治家絡みの話が特に。吉田茂が激怒した戸塚の踏切とか、金丸信の「信ちゃん道路」とか、河野一郎と小田原厚木道路とか、あとやはり角栄さん。目白の自宅から3回曲がるだけで新潟の実家に着くとかさー。「謎の永田町バイパス」は意味ありげで1番楽しかった。道路いいかも!2016/01/14

Tadashi_N

25
明治の理想と現在の役所仕事の間にできる、隙間物件か?2017/05/20

ふろんた2.0

25
著者の本は、本業じゃなくってこっちばっかり読んでます。面白く読めるんだけど、新書版とあまり変わり映えがないような。田中角栄が善し悪しは別としてここまで影響力を持っていたのか。2016/03/05

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