出版社内容情報
思考の道具として身体から生まれた数学。身体を離れ、高度な抽象化の果てにある可能性とは?三十歳、若き異能の躍動するデビュー作!
「数学を通して世界をわかりたい」。30歳、若き異能の躍動するデビュー作! 思考の道具として身体から生まれた数学。ものを数える手足の指、記号や計算……道具の変遷は数学者の行為を変え、記号化の徹底は抽象化を究める。コンピュータや人工知能の誕生で、人間の思考は変貌を遂げるのか? 論考はチューリング、岡潔を経て生成していく。身体を離れ、高度な抽象化の果てにある、新たな可能性を探る!
内容説明
音楽や美術のように、数学も表現の行為だ。数学を通して「人間」に迫る、30歳、若き異能の躍動するデビュー作!
目次
第1章 数学する身体(人工物としての“数”;道具の生態系 ほか)
第2章 計算する機械(証明の原風景;記号の発見 ほか)
第3章 風景の始原(紀見峠へ;数学者、岡潔 ほか)
第4章 零の場所(パリでの日々;精神の系図 ほか)
著者等紹介
森田真生[モリタマサオ]
1985年、東京都生まれ。独立研究者。東京大学理学部数学科を卒業後、独立。現在は京都に拠点を構え、在野で研究活動を続ける傍ら、全国各地で「数学の演奏会」や「大人のための数学講座」など、ライブ活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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