影の中の影

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  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103395317
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

国に見棄てられた男たちよ、命を賭して中国の謀略に立ち向かえ! 影に生き、虐げられし者を護る。最注目作家のニューヒーロー誕生。

猛き男たちよ、中国の暴虐から罪なき民を守り抜け! 人民解放軍による悪魔の所業から逃れ、日本潜伏中のウイグル人亡命団と、事件を追う女性ジャーナリストが襲われた。 証拠隠滅をはかるべく送り込まれた中国の刺客。 それを黙認する弱腰の日本政府と警察。 絶体絶命の亡命団に、謎の男が救いの手をさしのべた。 頭脳明晰、身体屈強。ロシア武術を極め、情報機関にも裏社会にも怖れられる存在――。 こいつは一体何者なのか? その手がかりは、謎の言葉「カーガー」 最注目作家の最強ヒーロー誕生!

内容説明

人民解放軍による悪魔の所業から逃れ、日本に潜伏中のウイグル人亡命団と、事件を追う女性ジャーナリストが襲われた。証拠隠滅をはかるべく送り込まれた中国の刺客。それを黙認する弱腰の日本政府と警察。絶体絶命の亡命団に、謎の男が救いの手をさしのべた。頭脳明晰、身体屈強。ロシア武術を極め、情報機関にも裏社会にも怖れられる存在―。こいつは一体何者なのか?その手がかりは、謎の言葉「カーガー」。

著者等紹介

月村了衛[ツキムラリョウエ]
1963年大阪生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年、『機龍警察』で小説家デビュー。2012年『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞を受賞。2013年『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞を受賞。2015年、『コルトM1851 残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんたろー

234
月村さん3冊目。今回も社会性あるテーマを絡めて矢継ぎ早に展開するストーリーに圧倒された。新疆ウイグル自治区の問題を知らなかったので勉強にもなったし、ジャーナリストの矜持とは何かを問う内容も悪くない。惜しいのは影の男が自分語りが多い点…彼の経緯を他の人間が語れれば、もっと格好イイのだが無理な注文?それでも、ヤクザの面々やヒロイン・曜子のキャラも良く出来ているし、脱出劇も手に汗握る面白さで、エンタメ作として一級品と言える。アクション映画の傑作『ダイハード』の日本版と言うと伝わるかな?続編が出れば必ず読みたい!2017/11/06

サム・ミイラ

216
これは映画だ。というよりもこれを映画化しないでどうする!もしこれを映画化してくれたらボーンシリーズなんぞ遥かに超える邦画の傑作になるのは間違いない。毎度の事ながら月村了衛の小説はためになる。今回は新疆ウイグル自治区への圧政弾圧を行うあの国の話。猛烈に怒りがこみ上げる。なるほど彼の国の我が国に対する一連の行動もさもありなんと納得。圧倒的な強さと戦略で弱き者を守り抜く孤高の主人公像は前に読んだ「リボルバー・リリー」にも通ずるものだが、高層ビルを舞台に数時間の攻防はあの名作ダイ・ハードに匹敵。これは読むべし! 2017/10/12

starbro

193
今、旬の作家、月村了衛の最新作約350P一気読みしました。劇画チックの所もありますが、スピード感あり上質なエンタティメントに仕上がっていると思います。最新の国際情勢を踏まえた物語は、昨年亡くなった船戸与一の良き後継者になるかも知れません。次回作以降にも期待です。2015/11/06

海猫

188
現代的な民族問題が語られたり、途中で過去のエピソードを挿入するなど前半はちょっとまどろっこしい。しかしこれらは今日の日本を舞台に、ヒーローが派手な活劇をするための下地作り。後半は高層マンションのペントハウスで某国特殊部隊との対決。ここからはアクションに次ぐアクションの連打。味方についた精鋭ヤクザたちの侠気、奮闘、散り様が熱い。そのぶん、紙幅をとって造形したはずの主人公像が弱いのが気になった。全編を奇麗に折り畳んで終わるのには、感心したが。リアルな設定なのに、劇画チックに盛り上げていくのがエネルギッシュ。2018/08/03

KAZOO

175
主人公があまり表面には出てこないのですが、一気に読ましてくれました。中国の暗殺団も日本でやりたいだけやってくれますね。ウイグル自治区関連と中国と警察庁の主人公を目の敵としている人物など面白く読めました。結末がやはり外交で決着ということで比較的おとなしく終わってしまうところが不満が残りました。続きを書いていただきたい気もします。2017/03/21

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