出版社内容情報
寡黙な新総理の実像とは。官邸、党内での暗闘から、日々の政治信条まで。最高権力者の本音を圧巻の取材力で浮き彫りにした決定版。
内容説明
生々しい証言を積み重ねて浮き彫りになる寡黙な新総理の実像。
目次
第1章 「俺は作る方。ぶち壊すのは河野」―新政権発足(権力の頂点に;一変した官邸スタッフ ほか)
第2章 「菅さんからけんかを売られた」―「令和おじさん」への逆風(「何で一番じゃないんだよ」;「菅は虚像が大きくなっている」 ほか)
第3章 「やるなら真っ正面から来い」―新型コロナウイルス襲来(「甘利に刃向かう奴は俺がぶっつぶす」;コロナが封じた憲法改正 ほか)
第4章 「安定しない政権は支持されない」―緊急事態宣言発令(ピント外れの“アベノマスク”;大炎上したSNS動画 ほか)
第5章 「菅さんは目力が強くなった」―8年ぶりの新総裁(政治家にとって会食とは;「歴史をまた変えてやろう」と安倍は決意した ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほうすう
10
菅義偉という個人の過去を記したものかと思ったのだが、そこの掘り下げはさほどない。むしろ第二次安倍政権末期の政権内部における主導権争いや菅官房長官から首相になるまでの過程が主として描かれている。全体的に菅さんによいしょしすぎかなと、総理就任直後の書かれたものだから応援の意もあるのかもしれないが今思うとここまで好意的にはとらえがたい。「菅総理には菅官房長官がいないからね」という言葉は意外に的を射ていたかも。悲しきは岸田さんよ。首相候補まで来ているのに、この人は持ってないなあと本書を読んでいても思ってしまった。2021/07/27
みじんこ
4
菅義偉の少年時代の話なども語られるが、官邸における人間関係や決断の背景などが中心のドキュメント。特に政権終盤では経産官僚が安倍総理に対して大きな影響力を持っていたことが分かる。彼らの提案するコロナ対応は裏目に出続けたが、一斉休校などは確かに何が有効か分からないため難しかったと思う(結果責任は生じるが)。岸田文雄は総理に向いていないし、石破茂は本当に安倍晋三から嫌われているんだなと思わされる。官房長官時代には仕事がかなりできていたようだが、現状を見るにやはり総理と官房長官はあるべき姿が異なるのだろうと思う。2021/02/22
ポルポ・ウィズ・バナナ
3
冒頭、安倍退任の理由を「大腸炎再発」に一本化してる時点で微塵も信頼できない作り。検査で再発疑いがあると言われた6日後にお気に入りのお店で食事を楽しんだ─つって雑よなあ。諸々の不祥事の対応を「目の前のハエを追うことに懸命」と記したりなかなかです。ちゅうか菅の話スッカスカ。ヤバいな自民党。2021/07/27
友川サイコー
3
たまに自民党広報誌を読むのも良い。西村が小者なのに重用されている理由もわかった。安倍の仮病は正当化されている。西村は今井に怒鳴りつけられているらしい!!!!!2021/03/23
Hiroki Nishizumi
2
つまらん。提灯記事という言葉しか思い浮かばない。2021/08/02