内容説明
21世紀の日本人にもっともふさわしい「食」とは何か、訪ね歩いた20の現場。米、雑穀、味噌、醤油、納豆、昆布…おいしくて体にいい、いのちを養う「食」紀行。
目次
デエコバク・米が一粒もとれない長寿の里―山梨県北都留郡上野原町棡原
鰹節・世界一堅い食品―鹿児島県枕崎市
鮎・日本人がいとおしむ“川魚の王”―島根県邑智郡桜江町
昆布・襟裳の海の「拾い漁」―北海道幌泉郡えりも町
納豆・旨くて安くて体にいい―茨城県水戸市
米・米づくりの今と昔―山形県飽海郡遊佐町
五穀・ミレットまつりと雑穀農家の老夫婦―岩手県九戸郡軽米町
馬肉・牛より先に食べられていた「桜」―熊本県菊池郡大津町
箱鮨・江戸前にはない“食都の粋”―大阪市中央区北船場
「八百善」のおせち料理・江戸料理の老舗、別格の正月料理―東京都墨田区両国〔ほか〕
著者等紹介
塩田丸男[シオダマルオ]
1924年、山口県生まれ。読売新聞記者を経て、作家・評論家。第八九回直木賞候補。92年、第四回日本ジャーナリスト大賞受賞
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